営業の仕事とは製品を売るだけでなく、その後のアフターフォローも大事である。
近くに行ったので以前に納めたトレーニングマシンの具合を見に行った。
スーツ姿で工具箱を手に持ち、トレーニングルームに入っていくと、利用しているご年配の方々の視線を一身に浴びた。
そしてマシンを見てみると、利用者さんは気づいていないようだったが、不具合とまでは呼べない程度ではあるが、おかしな所を発見した。
元々、ご年配の方には割と好かれるタイプである私だが、マシンを分解して、ふと周りを見渡すと利用者が群がっていた。質問攻めにあいながら楽しく話をしている時だった。
「 あそこのセンターも行くと良いよ 」
私、「何かあるんですか?」
「 建物が古くて立て直すらしいよ 」
なんて貴重な情報だろうか。
マシンの入れ替えの可能性が大である。
早速、市役所に行き、確認すると、ビンゴである。
利用者さんは直接のお客さんではないが、お客さんのお客さんである。イコールお客さんである。
笑いながら、楽しく話をしていただけなのにビジネスチャンスに出くわした。
どこにビジネスチャンスが転がっているのか分からない。
アフターフォローから生まれた新ビジネスチャンス。
後はそれをどうやって獲得するかは自分次第である。
おじさん、ありがとう。