南陽市民文化会館 春風亭小朝・春風亭昇太 二人会に行ってきました。 | そー市のあれこれ

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 ゴールデンウィークも2日目にはいりましたね。今回の連休は新しく買った、一眼レフカメラで

撮影しまくるぞと、意気込んでいるそー市です。

昨年も紹介いたしました、山形県東置賜郡高畠町にある安久津八幡宮を撮ってきました。

三重の塔、鯉のぼり、そして遅咲きの桜という日本の心をいっぺんに写し込むことができる、

貴重な場所だと思います。

  

 以前にも落語会に行った話を書きましたが、今回も落語会の話をしたいなと・・・まあその言

っては何ですが文章しか載せるものがないもので難しいなとは思っていますが書かせて頂き

ますよ。

 会場入り口です。去る4月29日14時開演でした。前回の円楽小遊三二人会と違いまして、今

回は全席指定ですので、のんびりと先の安久津八幡宮で撮影してから、会場の南陽市民文化会館に向かいました。

 ホールに入ると、なんとも誇らしげなギネス世界記録の文字があります。「世界最大の木造

コンサートホール」であるとのこと。地元の近くにギネス記録があるとは思いませんで驚いた

ので一枚撮ってきました。確かに奈良の東大寺大仏殿が世界最大の木造軸組建築物としてギネス記録になっているように、日本人は昔から木と共に生活をしてきた歴史があります。その集大成の一つが、この南陽市民文化会館だと言えるでしょう。

 

 さて、幕が開きますと、まずは昇太師匠の弟子であられる春風亭昇りんさんの落語が始まります。さてこの昇りんさんですが、山形市のとなりの中山町の出身で実家はりんご農家だとか。高座名の昇りんとは、太の弟子で実家がりんご農家だからという理由でつけられたそうです。昇太師匠が山形で落語会を開くからということで、連れてきてもらったというわけだそうでございます。マクラでは山形弁を披露してお客さんたちを笑わせてくれました。なかなか山形県出身の落語家はいませんで、現在落語協会に所属しているのは新庄市出身の柳家〆治師匠だけですね。是非とも大成していただきたいと思います。

 そんな昇りんさんの演目ですが古典落語の「転失気」です。知ったかぶりの寺の和尚さんが医者から聞かれた「てんしきはあるか?」という質問に「ありません」と適当に答えてしまいました。「てんしき」の意味がわからない和尚さんは寺の小僧を呼びつけ、あちこちで聞いてきて、てんしきの意味を答えるように命じます。この小僧さんは「てんしき」とは腸内のガスが動いて外に出る現象、つまりおならのことだと知るわけですが、和尚にいいように使われたことが気に食わず、和尚に「てんしき」とはさかずきのことでございますと、嘘を教えてしまいます。ここからひと騒動起こってしまうという話です。

 

 さて続いて、春風亭小朝師匠のご登場です。昇太師匠と同じ春風亭を名乗っていますが、別に兄弟弟子とかいうわけでもなく、小朝師匠の師匠であられる春風亭柳朝師匠がその名前を林家彦六師匠(林家木久扇さんの師匠)が春風亭柳橋(春風亭昇太さんの大師匠)の許可を得て名乗らせたのが、その始まりだとのことです。とまあ落語家の世界というのは非常に複雑で、難しいものですね。林家の弟子だけれども春風亭というわかりにくいことになってしまっています。そのようなわけで小朝師匠は春風亭一門よりも林家一門と関係が深く、2代目林家三平師匠の姉君であられる泰葉さんと結婚していました(2007年に離婚)。これにより三平師匠とは一時期義理の兄弟という関係でした。また木久扇師匠とは師匠の弟弟子という関係にあり、交流も多いとのことです。

 マクラでは木久扇師匠と息子の2代目木久蔵師匠のおバカキャラについて語っていました。木久扇師匠のおバカキャラは作っているものだと思うのですが、さて本当かどうか。ちなみに小朝師匠の口癖は「これ本当のことですよ」ですがどこまで真実か、筆者には知るすべがありません。演目は古典落語の「代書屋」でした。今もありますが履歴書作成の代行サービス業を題材としたもので、昭和の初期に桂米團治によって創作された演目です。古典落語の中では比較的新しいものです。「何か賞を獲ったったことは?」と言う代書屋に依頼人が「蓄膿症」と答えるサゲは小朝師匠独自のものだと思うのですが、ちょっとわかりません。

 

この後10分間の休憩に入った後でいよいよ昇太師匠の出番かと思いましたが、その前に柳貴家雪之介さんによる、太神楽が披露されました。太神楽を会場のみなさんが誰も知りませんでしたね。いわゆる大道芸で、海老一染之助・染太郎で有名な芸です。最後の技は口に咥えた鉄の棒の上に刃先を下にした出刃包丁を乗せ、その柄の上に今度は刃先を上にした出刃包丁の柄を乗せ、その刃先で皿を回すという、非常に危険な芸をして頂きました。失敗すれば顔面に包丁が落ちてくるわけで、会場一同拍手をしながらもヒヤヒヤしていたと思います。見ている間じゅう重力とは何ぞやと言う不思議な感覚にさせられましたね。

 

 さてトリを務めるのは笑点の司会者として誰もが知る、春風亭昇太師匠です。出囃子の「デイビー・クロケット」も高らかに颯爽と登場してくれましたよ。マクラではいつものひがみ節も入ります。筆者の持っている録音では、ゴルフの石川遼選手をほめたたえるというか、羨ましがるシーンがありましたが、今回はメジャーリーガーの大谷翔平選手です。「背が高くて、小顔で、イケメンで投げて良し、売って良しで性格も爽やかで、いやほんとこんな人にも欠点てあるかな、きっとあるんでしょうね」という話をしてくれました。

 演目は昇太師匠が創作した十八番「ストレスの海」です。ストレスが健康に悪いということでストレス解消のために行楽に出かけた夫婦だったが、水難事故に遭ってしまい、ストレス解消どころか夫が命を落としてしまうというところまでを滑稽に描いた落語です。昇太師匠曰く自分の落語の半分はこの演目でやってきたという名作ですよ。途中で盟友の立川志の輔師匠と「ガッテン!」の話も出てきます。

 と言うわけで落語の他に大道芸もあって、あっという間に過ぎた2時間でした。

帰宅してからテレビをつけると、笑点でまた昇太師匠の顔を見ました。さっきまで目の前の舞台にいた顔が、今度はテレビに出ているというのも、中々に不思議なもんですね。

 山形に落語家さんが来るのは年に2~3回程度なので今後ともよく情報を収集するようにして落語を楽しんでいきたいと思っています。