今回は金沢動物園の、主にアジアに生息する動物たちと、
アメリカ大陸に生息する動物たちのエリアをご紹介したいと思います。
まずはアジアに生息する動物のエリアから。
これは日本に生息している鹿「ホンシュウジカ」ですね。
角がない所からすると、おそらくメスかと思います。
日本には、このシカの種類と、北海道に生息する「エゾジカ」、
九州の屋久島に生息するやや小さい鹿の「ヤクシカ」がいます。
昔、多摩動物公園にもヤクシカが群れで飼育されてたのですが、
病気が流行ってしまったせいか、今では一頭もいません(汗
エゾジカは、知ってる限りでは上野動物園で1頭のみ飼育されてますね。
次は中国の高山に生息する「スーチョワンバーラル」です。
「スーチョワン」は中国の「四川」という意味なので、
たぶん地名でいう「四川省」の事でしょう。
バーラルというヤギの仲間で中国では「岩羊」とも呼ばれているそうです。
名の通り飼育されてる地形も、高山みたく断崖絶壁な地形になってます。
こういう工夫はとても大事ですね!
次は「ニホンカモシカ」です。種名ではシカと書いてありますが、
実際はウシの仲間に入ります。こちらも高山地帯に生息しており、
写真でもお分かりいただけるように、岩山を駆け上る事が出来ます。
先程のスーチョワンバーラルと特性が、ちょっと似てるかもです。
別名「森の哲学者」とも呼ばれているそうです。
更に先に進むと、自分が大好きなサイ「インドサイ」と出会う事が出来ました!
確かこの個体は、多摩動物公園からやってきた、
メスの個体だった気がしますが・・・個体名を忘れてしまいました(汗
でも、やはりあのゴツゴツした鎧のような皮膚はカッコいいですね!
この生き物の魅力は、そこに圧倒されると思います。
さて! 今回の日記の主役といっても良いでしょう。
「インドゾウ(アジアゾウ)」の「ボン(♂)」さんです!
最初は放飼場にいなかったのですが、しばらくしたらヌッと出てきました。
やはり日本一デカい牙の持ち主には圧倒される!
コチラは相方の「ヨーコ(♀)」さん、牙は見えないですが、
ボンさんと長くやってきた相方として、とても頼もしいゾウさんです。
ボンさんは1976年生まれなので、現在約48歳。
ヨーコさんは1978年生まれなので、現在約46歳です。
1985年4月27日に、インドのムンバイ市より、
ここ横浜の金沢動物園にやってきたみたいです。
ボンさんの牙は国内最大ですが、
左右の牙は過去に1mほど先端から折れた事があるみたいです(汗
ですがまた生えてきて、今では体の大きさも日本のインドゾウの中でも、
やはり最大級の大きさらしいです。
2頭並んでみても、やはりボンさんは牙も体もデカいですね!
感動と圧巻でコチラもお昼ご飯を食べながら、
約2時間ほど観察をしていましたw
流石にこの年齢では高齢なので、例え仲が良くても、
出産は無理かと思いますが、ボンさん達が生きている間は、
また会いに行きたいと思います。
インドゾウ舎を後にする前に、もう1つ気になった物がありました。
それはこの機械「ビュンビュンフィーダー」という、ちょっとしたエサ箱です。
2時間観察中に、何度か大きな音を立てながら、
豆粒のような小さなエサが、ここから吹き出て飼育場の方へ飛んでました。
一定の時間経ったら作動し、エサが出てくる機械みたいですね。
でも、もうちょい量的に出る機械だったら、
ボンさん達もある程度満足するんじゃないかなと思いました。
何せゾウは、一日に約100kgほどの草木などのエサを食べるので・・・。
さて次に進みたいと思います。
コチラはインドゾウの隣で飼育されてる「ベアードバク」です。
国内で飼育されてるのは、ここだけだそうです。
ですが、やはり中米(中央アメリカ)に生息する動物なので、
寒さが苦手なのか、日向ぼっこしてずっと寝ていました。
お隣さんは「マーラ」、2頭ほどいました。
マーラは、日立市かみね動物園にも沢山飼育されていますが、
コチラは広い放飼場に、のびのびと生活をしているような感じでした。
マーラは見た目はウサギのように見えて、
実はカピバラと同じ、ネズミの仲間であります。
なので、科目も「テンジクネズミ科」となっています。
生息地は、南アメリカ大陸のアルゼンチンで、
今の所「準絶滅危惧種(NT)」に登録されています、心配です。
さてさて、次が金沢動物園の日記ラストになります。
今回はインドゾウがメインとなりましたが、
次も頑張って日記書けたらいいなと思います。お楽しみに~
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