昔と違って情報の得られ方が全然違うことは確かだと思います。昔であれば、ある情報を得た場合の時間的なズレというか依存する時間がかなり長かったような気がします。それ故にどうしても現実とのずれを補うためにどうしても経験に依存しているところが大きかったかと思います。

 もちろん、それに対応するための解析能力を上げていないと情報を十分に生かせていないことになりかねないわけです。これはいろいろな分野でいえることかと思われます。現在の日本においていろいろな分野でデジタル化を進めていますが、その辺の以前のやり方とのバランスをよく考えておかねばならないという感じがします。

 もう少し違いを述べると、デジタル化の場合は機械的に何らかの答えを引き出しているわけですが、以前も述べたことはありますが既にやっている領域もあるかと思いますが答えに対しての評価を独自に持つことが必要になるような気がします。そうでないとその正しい度合いがどの程度かわからないまま進めてしまいかねないことになります。つまり、機械に操られいるようなことになります。昔でも情報の精度が低かった分を補足するために使う人がいろいろな過去の経験などを使ったりして確からしさ高めているわけです。そのぐらい情報の扱い方としては今も昔もそれ程違いはないかもしれません。但しデジタル化で時間が短縮できるということです。AIでなくても情報を得る手段が容易になっていることは確かだと思います。それを使うためにそれなりの知識が必要なのは確かだということです。