前日書いたことはあくまでも最終的な目標のようなものです。今すぐやるような意味で書いたものではありません。失礼いたしました。

 その上で更に具体的に考えると、グローバル化について考えることにします。なぜかというとこの数十年これが支配的な状態であったことは確かだと思います。まずグローバル化の意味について考えると世界銀行は「個人や企業が他国民と自発的に経済取引を始めることのできる自由と能力」と定義しています。ある意味、これはいい意味にも取れますが、うまく取り扱うことが重要な条件のように思われます。世界の国々や地域は、日本の国内で考えられるよりも多様であるということです。つまり、日本国内よりもさらに注意が必要と思われるということです。実際、欧米で進めた結果格差が拡大して難民問題が生じていると言えなくもない感じです。どうするといいかについてですが、時間が多少かかるかもしれませんが日本国内で話題になった地産地消を世界的に前提としてそのうえでのグローバル化になることが重要かと思います。つまり、世界的な格差をある程度縮めた上でしないと地元に産業がなければ、難民が生じやすい環境になるような気がします。日本の場合以前、かなり前ですがその辺を注意していたような気がします。別に完全にそうするのではなく最低限の範囲での話です。そうでないと成長を考えると閉鎖的、かつ効率的でないものになってしまう可能性が高いからです。やはり、効率化を図らないと株価も上がらないし成長も望めない状態になりかねないということです。長期的にはどのように糸口を見出すかがカギになるような気がします。

 日本国内において、近年地産地消が進みにくいのはなぜかというと、失われた三十年の影響が大きいと思われます。これから経済の正常化が達成されれば、人々の実質賃金が伸びることが考えられることから例えば、国内産の製品が多少高くても買う確率が高くなることが考えられるはずです。そうすれば徐々にではあっても進んでいくことが考えられるかと思います。