国連からの情報では2080年代に世界の人口がピークを迎えて103億人ぐらいになりその後徐々に減少していくようになるそうです。日本ではいくら島国でも場合によっては海外があることから変な言い方をすれば国内だけでなく海外を考慮すれば人口問題は何とかなると思いがちですが、世界となると考え方を変える必要があるかもしれません。日本でも同じことが言えるかもしれません。

 どう考えるといいかについて、まず人々が生きていく上であまり困らない程度にしていくのにどの程度なら社会構造的にちょうどいいかについて検討してみることが重要かと思います。つまり、生活と労働などを考慮に入れて生きやすさを前面に出してどの程度の人口なら維持していくことができるかを考えることが必要かもしれません。もしある人口数に落ち着くとなったらそれに合わせてどういう社会構造がいいかについて検討してみることになるような気がします。それまでは減少傾向をできるだけ抑えることが重要かと思います。もちろん、今の状況が行き過ぎで上昇する可能性もあると思いますが、先ずは減少を抑えることに集中していくべきかと思います。もしうまくいけば、世界の人口における適切な状態に持っていき方の参考になるかもしれません。そのぐらい負担にならないように自然の状態で安定的なレベルにもっていくことが重要かと思います。政府は今デジタル化を進めていますが、今までの社会構造と何が変わるかによって状況は変化するかもしれません。

 人々が興味があるのは何に着目するといいかかもしれませんが、一般的にありうるのは出生数か合計特殊出生率ですが、最近のデータはコロナ禍の影響で長期的傾向を見るには少なくとも数年様子をみることが重要かと思います。ようやく社会的にコロナ禍を脱出して1年たったかどうかのところです。これからデータがどうなるかを考えることが必要かと思います。