東武鉄道は2台目のSL確保を目指すべき | 航空機、蒸機好きなもの、撮る

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SL大樹号として、東武鬼怒川線で今年の8月から営業運行を始めたC11207は、先日の9/30の営業運転日に車両故障で運行ができなくなり、急きょDE10に本務機を変更しての旅客運行となった。9/30の時点で翌日の10/1にはSL運行できるとアナウンスしていたようだが、新たな不具合が見つかり、結局、翌日の10/1もSLの運行を中止して、DE10が引き続き本務機を務めた。
鬼怒川線での実際の運行は今年の5/15から試運転として開始し、それから約4が月あまりでの運行中止は予想していたよりも早すぎる様に思える。新高徳手前からの急こう配と急カーブが続く路線では、まずブレーキ系統で故障が起こるだろうと思っていた。
NHKのニュースによれば、9/29の時点で翌日の運転に備えてのボイラーを動かしているところで”異音”があり、9/30の運行中止を決めたという。その修理の過程でブレーキの部品の故障も見つかり、10/1の運行も断念。次回の10/7の運行予定日までには修理を間に合わせると報道していたが、果たして間に合うのかは予断は許さないと思う。
東武のスタッフは必死に対応に当たっていると推察するが、2日間のSL運行停止は正直、営業的ダメージは大きいはず。
基本的にSLの運行のみで収益は望めない。東武は日光・鬼怒川地域の活性化を目指し、この全体での収益向上を目指してのSL投入のはずのため、SL大樹号は何よりもコンスタントに走り続けることが責務となる。つまりSL運行中止はあってはならないのだ。だから次の運行予定日は何としてもSLは外してはならない。
9/30に鬼怒川温泉駅の転車台でカメラを構えて待機していた時、やってきた何人もの観光客が、SLが来ないことを聞かされて非常に落胆していたことを目にした。これは東武にとってもイメージダウンは避けられない。転車台前でマイクをもって案内していた東武社員の方は代役のDLが転車台に載ことが珍しいとアピールしていたが、所詮、鉄道ファン以外にはあまり興味は無いだろう。SLを見に来ているのだから。

だから私が思うに早期の2台目のSLを確保することを望む。

東洋経済オンラインの記事に2台目のSLを目指すようなことが挙げられていた。その目的として鬼怒川温泉からさらに野岩鉄道、会津鉄道に乗り入れて北上するプランのための様に書かれていたが、自分が思うに、コンスタントなSL運行のためのバックアップとして2台目の機関車は必要と思う。DLは所詮補助機関車であり、主役には残念ながらなれない。
1994年からSLの営業運行を開始した真岡鐡道も、当初はC1266の1台のみのSLだったが、早い時期に2台目のSLの導入を模索していたとされる。2台目のC11325が導入するまで時間がかかったが、それは各地で保存されている機関車について、どこからも譲渡を断られてなかなか機関車が見つからなかった経緯がある。新潟県内に保存されていたC11325が真岡へ譲渡されたのは幸運だったと思う。真岡鐡道もこれまで何度かSLの故障で運行中止を経験してきたが、2台目があったおかげか2日間連続運休という事態は記憶にはない。SLの故障は予測も難しいし、修理復旧も容易には見通せない。今回のSL大樹も、9/30の時点では翌日のSL運行は実施とアナウンスしていながら、結局2日間連続での運行中止。蒸気機関車を知るの鉄道ファンなら多少の理解も示せるかも知れないが、一般の観光客には通用しない。走るかどうかわからないSLのためにわざわざ鬼怒川まで足を運んでくれるのか?走らなかったら料金返しますでは、客の心理は離れてしまうのではないか。
2台目のSL導入は、まずSLを見つけることから始めるしかない。真岡鐡道も苦労しているので機関車自体が見つかるかどうかもわからない。だが東武として巨額の資金を投入して走り始めた以上、何が何でも維持するためにはなりふり構ってはいられないのではないか。SLが予定通りきちんと走ってこそのプロジェクト。SLが走れなくなった時点でプロジェクトの根幹が崩れる。