ガイアの夜明け~世界遺産がやってくる | 航空機、蒸機好きなもの、撮る

航空機、蒸機好きなもの、撮る

航空機、SL等の鉄道の話題や撮影報告といった趣味のほか、話題のニュースについてのコメントを徒然なるままに書き連ねております。
菊池写真館本館は下記へ。
ss957123.stars.ne.jp

8/26の放送は「世界遺産」を取り上げていた。事例として富士山周辺や国内15番目の登録を目指した岩手県の平泉と昨年に国内14番目の登録がなされた島根県の石見銀山が取り上げられた。平泉は結局今回は登録延期(落選)した。
 平泉にはなんども足を運んだことがある。中尊寺金色堂や毛越寺は誇れる遺産だと思う。世界遺産に登録されようがされまいが後世に残しておくべき保護すべきものだ。
ただ番組を見てどうも違和感を感じたのが世界遺産=ビジネスと捉える輩の存在。番組では世界遺産登録によりおよそ1000億円の経済効果があるとされていた。それだけの経済効果があるというのなら躍る人も少なくないだろう。平泉町が、世界遺産=町おこしと捉えるのも分る気がする。
世界遺産とはなんだろう。少なくても地域経済の起爆剤ではないはず。登録されたことによりその環境が観光地化によって壊されれば登録された意味は無い。石見銀山はその危惧が番組を通して見受けられた。
 ただこの石見銀山もよく登録されたと思う。実際に登録前にユネスコ世界遺産委員会に対してイコモス委員会が「登録延期」を勧告している。素人的印象かもしれないが、一見その山を見てここに採掘跡や精錬所があったといわれても、ただの荒れた山にしか見えない。分りやすい物証やこれだという印象的な景観が無く、日本各地にあるただの過疎の山村にしか見えない。これは平泉にもいえる。中尊寺の金色堂だけを捉えれば目を奪われる光景はある。ただ町全体をみればひと気の無いただの過疎の地方都市だ。しかも開発を進め遺跡を荒らしているところもある。外から来た人が見て単純に、きれいだとか、これは価値があるとか感じられるものがあるのか。世界遺産とはどうあるべきか、原点に戻って再考するべきと思う。