ガイアの夜明け~リサイクルを問う第一弾 | 航空機、蒸機好きなもの、撮る

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今週放送のガイアの夜明けはいつもより時間を拡大しての放送だった。番組は洞爺湖サミットが開かれたタイミングで環境問題の観点からリサイクルの実態について紹介し、この制度は誰のためのものかを問うものだ。
今回は、ペットボトルと古紙を取り上げ、リサイクルの事例を紹介していた。

 番組を見て、とりあえず自分たちの分別廃棄したペットボトルがリサイクルされていることはわかった。だが、ペットボトルを綺麗に洗い、ラベルをはがして分別して出しているのは誰のためのものか分らなくなった気がした。結局は業者、しかも外国の業者を潤わせているだけなのかとも考えたりした。

 ペットボトルは世に登場してから特に空のボトルの処理が問題となり、法令の施行後、業者にお金を払って処理をしてもらっていた。使い道の一つとして固形燃料に変え、その処理工場まで作られた。いわゆる邪魔ものだったペットボトルがいまや高額で取引される”商品”として流通しているのだ。
 習志野市の事例として、国内業者には1キロ単価42円で売却。だが国外業者には1キロ単価48円で売却している。その国外業者とは中国。中国の業者は国内よりも高く買ってくれるのだ。当然ながら取引の量は中国への業者が7割と高い。習志野市には売却益が年間数千万円入ると言う。中国の上海では街のゴミ箱からペットボトルを拾い集め産廃業者に持ち込めば1キロ約80円で買ってくれるという。
古紙にしても中国への流入量は半端ではない。中国では電化製品の生産が好調でその梱包のための段ボールの需要が高い。段ボールは原料の9割を古紙でまかなうため、いくらでも古紙が欲しいのだという。世界最大規模の古紙の集積工場があるのには驚かされる。中国の業者は世界中にブローカーをはなち、古紙をかき集めているという。
これ程まで状況が変わってきたのは、原油等の原材料価格の高騰がある。例えば化学繊維を作るのに、石油を使うよりペットボトルからの再生材を使ったほうが材料費は約半分で済むという。木材の価格も上昇しており、紙の原料となるパルプを作るのにも木材よりも古紙の方が安いという。
一頃は、紙を作るにしても古紙を使うよりも木材を使ったほうが安いということで古紙は敬遠され、法令で含有量を定めさせた経緯もあるが、状況は全て逆転している。これも原材料費の高騰が招いたひとつの事例だ。

番組の終盤。日本のリサイクル業者が、ペットボトルの自動回収機を小学校に設置する事例を紹介した。ペットボトルの安定供給の手段の一つとしてのものだが、子供たちに資源リサイクルを実体験させている光景はなんかほっとする。

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http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview080708.html