う~~~ん 恐るべし 三平方の定理
昨夜、いつもどおり1時に寝たが、どうした訳か 4時きっかりに目が覚めてしまった。
再度 夢の中に戻っていこうと あれこれやってみたが、
頭の中はどんどん覚醒していくばかり、、、 困った、 眠れない、、、、
その時、ふと 頭の中のスクリーンに 立方体が浮かんだ。
真っ白い、 8つの頂点にA~Fまでの記号のついた 立方体が。
8時間前、つまり昨晩9時ころに、 塾で 自習中のKさんと考えていた数学の問題にでていた
あの立方体だ。
頭の中で、 立方体は 頂点Cから斜めにスパッと切り取られ、 その断面が三角形となる。
その三角形の面積を求める問題をやっていたのだ。
三平方の定理、という 彼女にとっては今日覚えたばかりの公式を使って。
考えてもわからない問題は、 考えている時間がもったいないので、
答えを教えてもらい、 そのやり方を何度もやって覚える、
と 最初に言ったKさんが、 私とあれこれやっていくうちに
途中から自分で計算をやりだした。
その目つきが とても真剣で 光すら帯びている。
私はちょっとうれしくなった。 未知の事を考えている眼 だと思った。
私は高校一年生の時、 数学の授業がちっとも面白いと思えず、
結果 理数系の勉強はほとんどせずに、 文系の道を安易に選んだ人間で
今でも、 数学、物理、化学 といった分野は まったくもって できない。
その安易な自分の勉強のやり方 (大学入試に向けて 一生懸命勉強した記憶がない...... 汗)
を恥じて、 今は生徒たちに そうなって欲しくない一心で 授業をしている。
(生徒がこれを読んで 先生だって昔は自分たちと同じだったのなら、 人のこといえないじゃん、
という 鋭い突っ込み(?)がくるのが 実は大変恐ろしい、、、)
大人になって 「考える」 ということは、 決まった、正しい答えのないことに対して、
自分なりの「軸」をもって対処する ことなのかなぁ と思っている。
だから 子どもたちが、
「正解は何?」 「そのやり方を教えてください」 というと、
「ちょっとまって。 自分でまず考えてみて」 と 思ってしまう。
大人になったら、 100人いたら、100通りの答えがあるかも知れないのが 実社会の問題なのだ。
正しい答えを誰かに教えてもらうのが勉強だ、と思っていたら
それはどうなんだろう、 と思ってしまう。
いまだに 頭の中の立方体は、 そのあざやかな三角形の断面を保っている。
もうすぐ夜が明ける。
今日、塾に行ったら 京大のK講師に、
私のその三角形の面積の求め方があっているのかどうか、 さっそく聞かなくちゃ。
いえ、その前に、 やっぱり少しでも寝ておこう、
美容と健康のために 。。。。。。