こんにちは。
週末に大切な人とゆっくり味わいたい
大人のためのパンレッスン
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大人のためのパンレッスン
Ys Table (ワイズ テーブル)
主宰の おおきもとようこ です。
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予告していた工程のお話の前に,
材料についてもう少し。
まずは,「粉」について。
ホームベーカリー普及に伴い,
今や,スーパーやネットでもいろいろなタイプが
購入できるようになりましたね。
でも
どんな粉を使っていますか??
「パン用」「お菓子用」の用途別や
「はるゆたか」「ゆめちから」などの品種別もたくさん!
贅沢な話ですが,本音は
「たくさんありすぎてよくわかなーい!」
一体,何が違うのでしょうか?
ここでのキーワードは2つ。
「たんぱく質含有量」と
「灰分量(かいぶんりょう)」
一般的に日本では粉の主成分,胚乳と呼ばれる部分の
たんぱく質の量で区分されています。
パッケージの横の「成分表示」をチェックしてみてください。
粉100gあたりのたんぱく質量が記載されています。
多い順に
もっちり「強力粉」(11%前後)
中間の「中力粉」(9%前後)
さっくり「薄力粉」(7%前後)
と区分されます。
多いから良い粉というわけでもなく,
どういうパン?お菓子?型モノ?サイズは?
作りたいモノに合わせて使い分けるとよいようです。
我が家では
パンだから強力粉,ケーキだから薄力粉ということなく
もちもちカステラには強力粉を,
さっくりピザには薄力粉を入れています。
好みの食感にあった配合を探すのも
手作りの楽しみの一つですね。
次は灰分。
パッケージには表示されていることが少ないですが
製粉会社のhpなどには掲載されているので要チェック。
小麦粉を燃やすと主成分のたんぱく質やでんぷん,
脂質などは燃えてしまいますが,
一部燃えずに残ったものが灰分です。
主成分はミネラルで,栄養価も高くてよいのですが
色がくすんだり,舌触りが悪いということで
少ない方が上質と言われています。
個人的にはクセがある味も大好き♥
ワインに合うようなパンを作るときには
灰分多めの粉にレーズンやナッツなどをぎゅっと入れて
コクを出します。
パン作りをする時にその粉の
たんぱく質含有量と灰分量を
ちょっと考えながら選ぶと
また新しいレシピができそうですね。
パンを作って世界旅行♪ Ys Table
