「卵が先か、鶏が先か・・・」
同じようなことを、学生を見ていて昨日ふと感じました。
何のことかと言うと、
スキルをつけるための学びにおいて、
基本的理論を学んでから実践経験を持つ方がよいのか、
はたまた、まずは経験してから、理論を学ぶ方がよいのか否かという点です。
保育士になるためには、「障害児保育」の授業は必修です。
逆にいうと、障がいのある子どもたちのことについて学ぶ機会は
この授業しかありません。
15回で必要最低限のことを学んでいただくわけですが、
ま、何か印象的なことがひとつでも記憶に残ってくれたらラッキー。
つまり、障がいがある子について関心が向いていなければ、
基礎や理論なんて意味をなさないわけです。
とすると、まずかかわる経験が大事になります。
先週、こんなことがありました。
授業で、感覚とは、知覚とは、認知とは、
そして発達の初期段階においては、感覚運動が大切であると説明しました。
感覚運動遊びの実技も入れて、丁寧に説明しましたが、
遊ぶことに夢中になって、
その意味をなかなか理解してくれません。汗)
その次の週、肢体不自由児の通園施設にゼミ学生を連れて行く機会がありました。
前日に我が家に集まって、準備と練習に余念がありません。
まず小道具づくり。 新聞を丸めてはつけ、丸めてはつけ・・・
何を作っているかというと、山の温泉用小道具。
劇の台本にそって役割分担の確認。
劇用のお面ができて、よろこぶ元気いっぱいガールズです。
明日の模擬保育の準備はこれでばっちり!?
で、当日は、かわいい寸劇もなんとか無事終え、
1時間、感覚運動を中心とするムーブメントプログラムも体験した学生。
巨大なボールプールスライダーに興味深々。
肢体不自由のある子どもと触れ合うのは初めての学生ばかりでしたが、
そこは、保育士の卵たち。
臆することなく、「かわいー」を連発しながら、
抱っこしたり遊具にのせて一緒に遊んだりと、
それはそれは、見事な援助ができておりました。
この子たち、あなどれない・・・
そう、もともと子ども好きということもありますが、
1年生の時から、たくさんの専門の先生方からご指導いただき、
それなりに学びが蓄積されているのです。
その直後の反省会で、「前回の授業で説明した・・・」とふると
「今日、実際に子どもたちと一緒に活動してみて、すごく意味がわかった!」
と口をそろえて発言する彼女たち。
うちの学生にかぎらず、(いや、たぶんうちの学生は特に!)
ふれあう、かかわりあうことから始めた方が、
理解の進みや、特に小難しい理論が体に入っていきやすいみたいです。
「障がいの理解」は、あたまで理解するだけではダメ。
ふれあい、こころで理解して初めて保育者としてスタートラインに立てる。
これからも学生が現場に出る機会を増やしていきたいと思っております。
最後に、ワンショット。
翌日朝早いので、我が家に泊まったガールズたち。
カレーを作ってあげたのですが、
私のカレーは超激辛。
5名中3名が、グリコの甘口カレーでないと×ということで、
2種類のカレーを作るはめになりました・・・・世話がやけますね。
お口もお子ちゃまのガールズでした!!