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如何に生きるか

神経難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)になり、今後如何に生きていくかを考える事が多くなりました。徐々に進行していく病気と共に送る生活の中で、日々感じた事をブログで表現していきます。

僕の会社の社長は偉大だ。

特に物凄い経営手腕を発揮するタイプでもなければ、凄いカリスマ性があるわけでもない。

けど僕にとっては素直に尊敬できる人である。

先日、社長と一緒に企業訪問をした時の話だ。

本来なら、僕は社長に同行してもらっている立場なので、行き帰り道中の会話に花を咲かせ、気持ちよく来てもらうのが、部下の務めだと考えている。

しかし僕は今、喋ることが出来ないので、話題提供する事も出来なければ、返事も出来ない。
むしろ慣れない道で電動車椅子を操作する事で精一杯である。 

しかし社長は、いつもと変わらない感じで話しかけてくれる。僕が健全な頃と同じテンションでだ。

僕はその問いかけ全く反応も出来ていない。
なのに、道中ずっと社長は喋り続け、ケラケラと笑っているのだ。

他から見ると、スーツのおじさんが車椅子の若者の横で1人で喋っているが、全て無視されている様に見えているかもしれない。

概ねそんな状態だと、こちら側が返事出来ず申し訳ない気持ちになるのだが、社長が楽しそうだったおかげか、全くそんな事は思わなかった。

おそらく社長も特別僕に配慮した訳でもないだろう。そういう人柄なのだ。

僕が社長にできる事は少ないかもしれない。
でもこの人を喜ばせる為に、今後も知恵を絞り、頑張りたいと素直に思った。

ホームで俯いて電車を待つ僕に、
「江河、顔を上げろ、はい笑ってー」と言われ、
撮られた写真は、僕の宝物にしよう。