高校生の時、湊かなえさんの 贖罪 を読んだことがあります。


中々ハードな内容でしたが

読み終わった後の、なんとも言えない気持ちが

さすがだな、と…。

そして、Amazonプライムで

贖罪をドラマ化したものが見れたので


中々気がつくことが少なく、見る機会がなかったのですが

ふと、見始めました。


そして、忘れていた内容を少しずつ思い出し。


俳優陣の演技力が半端なさ過ぎて、割と映画化とかドラマ化って良いイメージ少ないんですが

漫画じゃないから顔のイメージがない分

すごく、ストン、と入ってきました。


どの子も、罪を償いなさいという言葉から抜け出せず
生きていました。


その結果、4人とも、そして
言葉を放ったお母さん、自分自身までも
巻き込み、一生解き放たれなくなってしまった。


1番意外だったのは

香川照之さん演じる、青木。

本ではもう少し、秘密を聞いたときの感情があったのですが
やはり感情だからか、ドラマでは見える部分が少なかったかなと…。

それでも、最初は香川さんの声に聞こえなかったので
俳優は本当にすごいなと思いました。

内容は重たいし、
ドラマも音楽や照明や時代設定で少し脅かすような雰囲気だし

少し手を出しにくい作品かもしれません。

でも、
人間らしい、奥底にある欲がすごくリアルに描かれていると思います。

あれを見て何かを考える必要はないんだと思う。

ただ、なんとなく感覚でいい。

言葉に言い表せないこの感覚を大事にしていかなければならないと思う。