皆さん どうも こんにちは🌈

6月に入りましたね〜

私は最近、中東地域の宗教の歴史を調べています。
あの辺りは いつも複雑で難しいです😵‍💫


今回、最近気になる『666』、ミロクについて書いてみます。

3つの6、といえば 聖書に出てくる獣の数字『666』です🙀

悪魔の数字と言われ有名で、世界中の人が「いつどこから登場するのだろう🤨」と警戒しています。

怖いですね。。
私はいつでも山に逃げる準備万端ですよ😁🏃


さて、この『ミロク』。

アジアに来ると様子が変わってきます。

中央アジア、インド 、中国 、ベトナム、 韓国では、弥勒菩薩信仰が昔から盛んです 。

世の終わりに 弥勒(ミロク)が現れ、世を救うと信じられています。
各地に彫刻や 仏像、壁画が残されています。



(徳島にある焼山寺の弥勒菩薩)


日本では6世紀から7世紀頃、大陸から 伝わり、弥勒と半跏思惟像を同一とし、如意輪観音と名前を変えたりしています。

半跏思惟像は全国にあり、有名なのは、京都太秦にある広隆寺の「宝冠弥勒」。国宝で彫刻の部第1号です。


そして 奈良 中宮寺にある半跏思惟像も有名です。


この像は、飛鳥時代の最高傑作のひとつとされ、エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで「世界の三つの微笑像」とも呼ばれています。



そして、大阪府河内長野市にある高野山真言宗の観心寺。こちらのご本尊も如意輪観音です。


秘仏とされ、年に2日しか見れず、昔は33年に1度しかご開帳されませんでした😱


空海さん ゆかりのお寺になります💁

私は2年前にここへ行き、美人になりますように とお願いをしてきました✨

なったんかな🙄


次は、弥勒を地図で調べてみました。


愛知と静岡に弥勒山があり、千葉県の佐倉市には、弥勒町がありました。


佐倉市は大変興味深くて、弥勒町の周辺には野狐台町、大蛇町、旧 堀田邸のさくら庭園があり、この庭園は 国の重要文化財になっています。


佐倉市の木は桜で、市章も桜ですから、佐倉市は桜と関係が深いのでしょう。



弥勒と 弥勒町、さくらと佐倉です🌸



アレッ?さくら?と連想したい所ですが、ひとまずここまでにしておきます😙




🇨🇳こんな話もありました



今から1000年以上前、中国のある所に和尚さんがいました。


この和尚さんは背が低く デブだったので、いつしか 布袋 先生と呼ばれるようになりました。


その和尚さんが遺言で


「弥勒様は、百千億にも 姿を変え 、時々 世に現れなさるが 、誰もそれに気づかんのさ」


こんな言葉を残したばかりに、その先生が 弥勒の生まれ変わりということになってしまいました💦


そんなこんなで 、中国で弥勒像といえば布袋様も入るそうです。







🦥教えて  弥勒信仰!



話を戻します。


中国では、弥勒が現れる時の世界の破局が予言されています。

一部を書きます。


その時 世界は混乱に陥る。

飢饉が発生し、 疫病が襲うだろう。

戦乱が勃発し、 季節外れに嵐が起こる。


人々は教えを聞こうともしない。

たとえ 聞いても、誰も実行しない。

教えの中にあるという徳は実現されない。

教えを説く者たちに対して不信の念を抱いていた人は、とうとう 教え そのものにさえ 不信の念をいだくようになる。


教えは何の権限もないと思うようになるだろう。



次は ラストを書きます。



知恵の光である 弥勒 は、 人々に教えを説き、あまたの人々が真理に目覚めようと 志した。


弥勒は語った。


「のぼる太陽のように、あなた方は光り輝く。あなた方の体はダイヤモンドになった。あなた方はあらゆる苦しみから解放されるのだ」と。


世界を覆っている無知という闇が真理に目覚めた 弥勒の出現によって輝かしい光に変わる。

心理に目覚めた人々もまた太陽のように光り輝くのである。



世の終わりの部分が、聖書に似てませんか?


聖書では 世の終わりに、反キリストと言われる 666の数字を持つ獣が登場します。3つの6です。


アジアでは、世を救うとされるのは ミロク(弥勒)です。



言葉は似ているのに、意味が全く反対です🤯


そういえば、 聖書で蛇は悪魔の化身です。


アジアでは、蛇や龍は神とされています🐍



これも逆です。



一体どういうことなのでしょう…



誰か、教えてくれませんか…




参考資料

弥勒信仰のアジア 著 菊地章太