まだ 、たぬき 続きます🦝


今回は昔話です🌞


たぬきが出てくる昔話といえば、容赦無用の敵討ち「かちかち山」です。


このお話は、たぬきとうさぎですね🦝🐰


昔は、「勝々山」「兎の大手柄」と言ったそうです。「たぬき」に「勝」です。におうでしょ🤭


早速、 かちかち山のあらすじを振り返ってみます🗒️



昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。 


タヌキが畑でいたずらをするので、おじいさんはワナでたぬきを捕まえました。 


おじいさんはおばあさんにたぬきを「たぬき汁」にしようと言い、畑へ向かいます。


たぬきはおばあさんに「もう悪さはしない」と言って騙し、杵で撲殺しました。


たぬきは鍋におばあさんの肉を入れた「婆汁(ばあ)汁」を料理して、おじいさんに食べさせます。


「婆汁食べた、婆汁食べた!」と喜ぶ 狸は、山へ逃げてしまいました。


悲しんだおじいさんは友人の うさぎに相談します。


話を聞いたうさぎは復讐を決意。


うさぎはたぬきを芝刈りに誘い、背負った芝に火をつけました。





やけどを負ったたぬきに、うさぎはとうがらし入りの味噌を薬だと偽って背中に塗り、たぬきは痛みで苦しみました。


うさぎはたぬきを漁に誘います。「たくさん魚が乗せられる」と騙し、泥の船に乗せ、船が溶けて溺れさせます。 


溺れそうになり助けを求めたたぬきに対し、うさぎは「婆様を殺した罰だ、思い知れ」と艪(ろ)で沈めて溺死させ、おばあさんの仇を討ちました。




はぁー、昔からこの話はやりすぎだと思っていました😔


気を取り直します💪




🔥殺されて食べられた

                 おばあさん


昔話で、女性が殺され、殺した犯人がタヌキとなると、もうあの人しか思いつきません😂


しかも、おばあさんは食べられたとなると想起するのは、八百比丘尼です🤔


私はこの線有りかと思いますが、どうでしょう🕵️


たぬきは「ばあ汁食べた!」と喜び、 おじいさんは 悲しがりますが、おじいさんが食べたのは不老不死の良薬だったりして…🦸




🔥月に代わってお仕置きか



このお話に出てくる ウサギの強い 正義感は見過ごせません。


元々 自分には何の被害もないのに、躊躇なく タヌキをなぶり殺しました。


幾度も騙されるタヌキもどうかと思いますが、ウサギには冷徹と言えるほどの 正義感があることを示唆しています。



アニメで言えば「月に代わっておしおきよ💖」のセーラームーンとか


昔だったら 月光仮面、もうちょっと行けば デスノートの夜神月(やがみらいと)も入っちゃうのかな🙄


拡大解釈すれば、偽りの愛で 求婚してきた男たちをバッサバッサと断っていったかぐや姫も入るのでしょうか💦🌝


どのみち、月の者はそういう一面があるよ🌝というメッセージを感じます☝️


だけど、正義といえば 猫なのに、ウサギになっていますね🤨


(ユダ=猫と考えた説明を書いていません💦根拠となる話は いくつかあります。

ルーツの話になると、必ず誰かに繋がっているので、どう書いたらいいか難しくて。。)


もしかしたら、この話は昔話ではない可能性もあります。




🔥やりすぎな人たち



後にウサギは裁判にかけられています。


🐰2009年、日本で裁判員制度が導入されるのを前に、小学校2校でかちかち山を題材とした模擬裁判が行われました。この模擬裁判の被告人は、タヌキを死に至らしめたウサギ。罪名および罰条は殺人罪(刑法199条)。


🐰 2009年(平成21年)1月29日、香川県の坂出小学校で、高松地方裁判所の協力のもと、現役裁判官(判事補)が参加した模擬裁判形式が行われ、議論を経て、裁判官の示した刑期より重い「懲役9年」の判決になります。 


🐰同年7月24日、長崎県壱岐市で、スタッフ弁護士の主催で、小学生を対象とした模擬裁判が行われました。


小学6年生が裁判官、裁判員、検察官、弁護士に分かれて評議した結果、被告人である「ウサギ」に対して「懲役15年」の判決が言い渡されました。

(情報・Wikipedia より)



子供の間では、どんな話し合いがされたのでしょう🏫


ウサギが罪に問われるのは仕方がないとして、私はおじいさんが気になります。


事の発端は、畑でいたずらをするという出来事から始まります。


畑を荒らされたら食料が減るし、昔の人は自ら動物を獲って食べたので、それなら タヌキを食べてしまおう という発想は分かります。


ただ、タヌキは言葉が通じる タヌキでした🦝それなら話は変わってきます。


スモールステップを踏むべきです。


まずは「迷惑している、 やめてほしい」と伝え、それでも やめない場合は、畑に柵をするなり、威嚇するなりします。

いきなり殺して食べようとするのは、極端です。


そして、タヌキに同じことを返されました。

次はそこに、極端な正義感を持ったウサギが現れます。


事の始まりが「畑を荒らされた」から、殺し 殺されの大事件に発展しています。


昔話ではウサギが勝利を収めて終わっていますが、現代の人からは罪人と貶められています。


タヌキは後半、 ウサギに魔法をかけられたようになって、三度も 信じ 三度も騙されて死んでいきます。


その姿が、なんとも哀れです。

懲役9年、 懲役15年になったのは、「なんかタヌキかわいそう〜🦝」という気持ちが働いたのではないでしょうか🤔


タヌキは残虐さと愛らしさを持ち合わせていて、ここでも底知れない 奥深さが表現されています。


「助けてくれ!」という たぬきに、何の迷いもなくとどめを刺すウサギ。


その姿を物陰から見ていたおじいさんは、その間にも不老不死になっているかもしれず、実はこの人が一番罪深いのではないかと思いました。