どこの街にもあって、夜に輝きだすお店。
店名も女性の名前だったり英語だったり難しい漢字だったり。
ビルのテナントに入居し、ピッチリスーツのおネーさんや
酒焼けした声のアラカンレデーらがもてなしてくれる。
それがスナックだ。
そして俺はスナックが苦手だ。
転職した業界の人たちは、まースナックが好きらしい。
二次会はスナック、というのが定石で
皆さんなんの疑いもなくヘラヘラとゾロゾロと入店していく。
平成初期のまんまか。
お客さんをお連れし、商談後の懇親という名目は良いとして
入店後2時間経過し
そろそろお代を、というふうにおネーさんに伝えた。
しかし待てど暮らせど伝票が来ない。
30分以上経過。
その間何度か「まだですかね」と言っても埒が明かない。
どうやらボックスに付けなかったママと呼ばれるボスキャラが
来るまで待っているようなのだ。
イヤイヤイヤ、
俺もう帰って寝たいんだけど。
なんでオメーの都合で待たなきゃいけないんだよ。
そしてママと呼ばれるバカキャラが着座、
俺が知らない、薄くてどうでもいい話をしている。
「明日ベトナムでゴルフ」がどうとか言っている。
勝手に行ったらいいじゃんか。
そんな話聞くために待ってたのか俺は。
暫
なんやかやストレス爆発寸前で漸く伝票が来た。
5人で、うーんと、ゴゴゴゴ5万円超!?だと!?
ボトルも入れてないのに?
クッソ乾いたクッソつまみだけなのに?
トイレの後、おしぼりも持ってこないのに?
なんだこの商売。
そして後日、
社長には「ああいうバカ高い店には出入り禁止、経費のムダです」と伝えた。
その金は誰かと同伴で行くベトナムでのゴルフ代に消えているんだぜ。
中にはこんな高いお金取らずに、良心的で家庭的なお店もある。
それでもツマミが湿気っていたり
水割りが薄かったり(これを青森県内では「水ばり」という)
店の質はバラバラだ。
んで間が開くとすぐにカラオケにシフトしたがる。
こんな夜中に家の風呂以外の場所で
歌いたくなるワケねえだろうが。
そもそも知らない女の人と仕事とかゴルフの話しても
楽しいと思ったことなんかない。
ただただ時間と金のムダだ。
そんな金あるならユニセフかあしなが育英会に寄付するほうが
企業の在り方として望ましい。
そんなわけで俺はスナックを
憎んでいるらしい。
