20年くらい前
白石区東米里(ひがしよねさと)と言う場所にお化けが出ると有名な廃屋がありました。
今はもう火事で無くなって更地になっているのですが
当時は噂で有名になり見に来る人が後を耐えませんでした。

私もその一人で、まだ免許を持って居なかったので先輩の車で訪れた時の事です
廃屋に着くまでは何も無かったのですが
廃屋についたとたん両肩に上から押さえつけられるような重みを感じました

その時は、言葉も出無いくらいおどろき
誰にもその事を伝えられませんでした。

皆が車から降りたのですが
私は降りませんでした
その時もずっと両肩の重みを感じていて恐怖で動けなかったのです

車の中から廃屋に向かう先輩たちの後姿を見ていると
なぜか無意識に廃屋の左に立つ大きな木に目が行き
誘われるように目線は上のほうへ・・・


木の上に何か居るのです

白いヒラヒラしたものが見えます


白い服を着た女性が木の上に居るのです
ヒラヒラしているのはスカートの部分のようでした


5秒以上見ていたと思います
そのあとまずい物を見たと思い目をそらしました
とにかく怖い一心で
その日は誰にもその事を告げずうつむいたまま帰路につきました。


次の日、あれは錯覚だったと自分に言い聞かせました
「コンビニの袋か何かが木にひっかかってたんだ」と・・・
しかし私が聞くより先に先輩が言った言葉に驚きました

「あの廃屋、木の上に女の幽霊出るらしいね」

・・・自分ではビニール袋だったと信じたいです
肩の重みも先入観から来たものだと・・・
今でもその場所には近づきたくありません。


写真はイメージです。
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