• 映画鑑賞：「かぐや姫の物語」―闇夜から紡ぎ出された少女の慟哭と今日性

• いとうせいこう著：「ワールズ・エンド・ガーデン」―汎用性と自我は相克するか？

• 佐伯一麦著：「光の闇」－不倶戴天の「欠損」を抱える小説に価値はあるか？

• 映画：「神々と男たち」―『選択』から生ずるルサンチマン/皮肉な老猾

• 映画：「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」―シニカル/シリアスを是とする風潮への報復としての記号化

• 映画：「ディア・ドクター」―夢の凋落は他者による掌握の下で

• 映画：「Sad vacation」―イニシアチヴは母性原理によって握られる

• 映画：「ムースの隠遁」―様式美に絆されるか、戯画と観るか

• 筒井康隆著：「聖痕」―ゾラ的視点で描かれた性的「無」能者の驚愕の私論

• 映画：「ルルドの泉で」―ジレンマの飛沫を支える「神」と「科学」

• 映画：「ゆれる」―リピドーに平伏す観念的遺産としての「家族」

• 映画：「歩いても歩いても」―形骸化された、幼稚な似非「家族像」

• 映画：「別離」-宗教と生活と他者との狭間や頭上において、「嘘」は誰の（何の）所有物か？

• 映画：「朱花の月」―連綿と続く「愛」の物語と、過去の「愛」の転化―

• 映画：「無言歌」―極限状態における豊穣なまでの「生」の横溢

• 映画：「スノータウン」―ノンフィクションの「非」可能性と「汎用性」について

• 映画：「わが母の記」－確執とは嫉妬と同義の、類稀な最上の愛を紡ぐ

• 映画「BROTHER」-滑稽さは暴力を饒舌に転化させ得るか-

• 映画「希望の国」（園子温監督）―仔細の「記憶」を実感と共に歩むこと―

• 長嶋有著「猛スピードで母は」：日々に潜む親子のアンソロジーが紡ぐもの

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