今回の我が家は20階だてのマンション。

外国人も多く住む高級マンションと聞いていたけれど、入口のさびれ加減といい、エレベーターのくたびれ加減といい、守衛の無愛想加減といい、どこをとってもロシア人しか好まない風なマンション。



12階の我が家は無駄にゴージャスなインテリア。まさにロシアのニューリッチ好み。

このマンションオーナー制なので、各部屋オーナーが管理していて、我が家のオーナー、カリーナさんはいつもキラキラのドクロ柄Tシャツを着てくるおばさん。

運悪く、私たち到着の日、この地区はロシア特有のお湯の出ない時期に当たっていて、どの家もお湯がでません。これは冬の街暖房に備えて、水道局が2週間に渡ってお湯をとめて、配管掃除をするためらしく、この時期は各家に備え付けのボイラーを作動させてお湯を出す必要があります。

なのに、到着の日、シャワーを浴びようとお湯をひねるもお湯が出ない!

水シャワーはまるで真冬の滝行のようで、長旅の疲れを癒すどころかむしろ苦しめられる私たち。

体をほぐしたいのに、強張る体…。


次の日カリーナが来てボイラーを作動させてくれたためようやくお湯はでるようになったものの、「うちの 家具は高級だから子供が壊さないよう注意してね!」としつこく注意を促し帰宅。我が家にはやんちゃ盛りの男子がいるんですけど…。


なんだか緊張が走りっぱなしのモスクワマイホーム。


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