“長崎県の漁獲量全国トップクラス”は本当なのでしょうか? | 生月島に行き着いて

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~長崎県は平戸市に越してきた私の、日々の暮らしと悲喜こもごも~

漁獲量全国2位魚種は全国1位と言われる、長崎県

日本の最西端。
周囲は海。
黒潮や対馬海流の恩恵にあずかる格好の漁場。

それゆえ、釣り糸を垂らすだけで、ひっきりなしに魚が釣れる。
海に行けば、今日のおかずがゲットできる。

私はそう思っていました。
信じてやみませんでした。
今まで関東近辺の海有り県何県かで釣りをしてきましたが、そこよりも断然釣れると思っていました。

けれどこちらに来て、私はろくに魚を釣っていません。
釣れたのは、ちっちゃなアジとネンブツダイだけ。
関東近辺の方が、もっと釣りが楽しめました。

確かに未だリサーチ不足で、釣り場も、たなも、仕掛けも、間違っているのかもしれません。
釣りの季節ではない、ということもあるかもしれません。

しかしながら。。。

「本当に漁獲量がトップクラスなのか?」と疑ってしまうほど釣れてないです。
そもそも海を覗いてみると、魚の隠れ家や産卵場所となる海そうが見当たらない
海底にはゴロゴロとした岩しか見えません。

全国的に問題視されていますが、海藻の消失、言わば“磯焼け”が長崎でも結構深刻な問題となっており、
特に2000年頃からは、至る所で顕著に見られるようになったらしいです。

今はそもそも、あまり釣れない季節。
秋になって、それでもあまり釣れなかったら…もちろん、シイラなど回遊魚以外の魚が…かなり長崎の海が心配です。

ちなみに。
平戸市生月でのイカ釣りに関しては、繁殖保護等の観点から現在自粛期間です。
イカは海そうに産卵するはずなので、現時点で長崎の海が心配ですが。。

とりあえず明日にでも出来ること。
釣りをするならマナーを守って、楽しもうと思った今日でした。

いか,生月