アンニョンハセヨウインク 韓国社会研究室です!

 

今回は10月24日に行われた

Enjoy!あなたの知らない世界 with YPU ~韓国編~

についてのご報告ですグラサン

 

 

 
今回は山口県の国際交流員としてご勤務のイ・スンファさんを講師にお招きし
 
韓国の軍隊について、講座をしていただきました!
 
 
これまでの講座と少し違った点は
 
韓国の文化や社会、全体について講座をしていただくのではなく
韓国の「軍隊」に着目し、これについての社会問題についてお話しいただきましたニコニコ
 
 
講座は
①韓国語クイズ
②軍隊について
③軍と社会問題
④質疑応答
といった流れで行われました!
 
↳写真は韓国語クイズをしている場面ですニコ
 
ここでは
軍と社会問題 と ④質疑応答 の内容について簡単に説明します照れ
 
 
 
軍隊に関する社会問題として
 
軍加算点問題について取り上げられました。
これについて簡単に説明すると
 

義務として兵役を行った人、もしくは志願入隊をした人にポイントを与える制度 であり

この制度は1969年に始まり、1999年に廃止されたそうですガーン

廃止の理由は

①憲法には兵役を果たした人に不利益を与えないように、と書いているだけで保証を与えるとは書いていない

②女性は軍隊に行けない、男性の中にも軍隊に行けない人がいるのに不平等だ

③すべての国民が公職で働く権利があり、軍に行って来て加算点をもらうのは個人の能力とは関係ないから

 
などなど。
 
実際に兵役を終えられたスンファさんは
 
貴重な20代の中の2年間を
国のために捨てるようなものなのに、
 
なんの保証もないのも…ということでした。
 
 
そして、この軍加算制度と合わせて
いま、韓国で話題になっているものとして
 
女性加算点 についてもお話しいただきました!
 
女性加算点とは、女性の社会進出を目的とした制度で
芸術の大会や何かの選抜をする際に
 
女性に対して加算点を設けるといった制度だそうです。
 
ここで、軍加算点と女性加算点の違いについて、参加者と一緒に考えました。
 
参加者の意見の中には
 
・このような制度によって女性が出てくれば、働く人口も増えていいのでは
・女性優遇制度があってもいい、結局結果を出せなければ批判されるのは本人だから
 
といった意見が出たり
 
優遇制度で採用されるのは本当に優秀な人なのか
適材適所なので、女性の採用割合枠を設けるのはおかしい
 
など、様々な意見が出ました。
 
日本にはない制度ですが、
女性の社会進出が先進国の中では遅れている日本にとって
 
そう遠くない話題だったのではないでしょうかニコ
 
 
このような軍隊に関する社会問題から、いまの韓国で話題になっている課題についてまでお話しいただき
 
講座の最後の質疑応答の際には多くの質問をいただきました!
 
Q 兵役に行く前と行った後では国に対する考えは変わったか?
  →愛国心を持つというよりは北朝鮮に対する良くないイメージが生まれる
   国の保安についてもっとよく考えるようになった
 
Q良心的兵役拒否は韓国でどうなっているのか?
 → 特定の宗教の信者はその信念に従って人を殺す行為、銃を手にする事すらできない人がいる。
   昔は兵役拒否をすると同じ期間牢屋に入れたが、今は認めてくれるから2年の間に他のボランティアなどを行う。
 
などなど、興味深い質問が沢山出ましたニコニコ
 
 
最近では韓国ドラマの影響もあり軍隊に対して興味を持つ人も増えてきているそうですが
 
今回の講座に参加された方は、韓国の軍隊について少し詳しくなれたのではないでしょうかグラサン
 
 
 
これまで3回の講座を運営してきましたが
 
やはり今回も反省点盛りだくさんの講座となりましたガーン
 
講座中に参加者の方からいただいたご意見や
講座後のアンケートでいただいたご意見を、次回の講座で活かすことができるよう
 
ゼミ生みんなで力を合わせて準備していますニコニコ
 
 
 
次回の講座はロシア編です!
 
12月12日、山口県立大学Yuccaで開催されます!
 
詳しい内容は次回、またブログでお知らせしますお願い
 
 
最後になりましたが、講師のイ・スンファさん ありがとうございました!!
 
 
それではまたパー