寒いですね
ブログのご訪問ありがとうございます。
先日
「今日ちょっと、モネ展に行ってくるから」
いそいそと出掛けて行った息子。
なんでも美術に造詣の深い先輩に
「ぜったい行ったほうがいいよ！」
と薦められたからだとか。
へぇ～ 
美術展へ一人で（かな？）行くように
なるなんて。どんな心境の変化だろう。
そして思い出しました。
「そうだった、彼は小学生の時に
絵画教室へ通っていたのだ」と。
息子の通っていた「アトリエタニグチ」
というお教室は
隣の市にあり、毎週土曜日の午前に車で
送迎していました。
二時間ほど課題をして、おやつを食べて、と 子どもにとってはパラダイス
習いごとというより
楽しい時間を過ごしていました。
カリキュラムは、毎月テーマがあり
絵画や、立体創作、コラージュ、陶芸や、
夏休みには油絵教室もあり、
すごく充実していました。
今でも親子で印象に残っているのは、
「秋刀魚を描き、その秋刀魚を
みんなで食べる」という課題です。
谷口先生はお料理も得意で
秋刀魚は普通の塩焼きではなく
オリーブオイルを刷毛で塗ってイタリアン風
にして食べたということで美味しかった
今でもその味は忘れられない！
ということです。
五感の全てを使った体験が
ピカピカの秋刀魚の絵とともに
子どもの感性を豊かにしてくれるのだと
感動したことを覚えています。
なんという豊かな時間を
過ごしていたのでしょう？！
息子の絵が上手くなったとか、
コンクールで賞をもらったとか
（一度くらいはあったかも、、？）
そんなことは関係なく
感性や審美眼はその時に磨かれたと
確信しています。
モネ展から帰ってきた彼は
すっかり印象派の絵画に魅了され、
「モネは作曲家で言えば
サティかな？ドビュッシーかな？」と
20世紀初頭のパリの芸術が一気に花開いた
時代に想いを馳せているようでした。
良かったね
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