昨日は、大人の生徒さんKさん、 そして
NくんのママYさんのレッスン日でした。
Kさんは現在インヴェンションにどっぷり
ハマってバッハの世界を堪能しています。
ツェルニーや練習している曲もしながら、
バッハを弾くことは特別な時間だと
いうことです。
毎朝 指慣らしの練習曲を弾くたけでなく
インヴェンションを弾くことにより
その日の体調や、心の状態がわかるのだと
いうことなのです!
バッハが健康状態のバロメーターだとは
確かに私は大昔、数学のテストの日の朝
バッハを聞いてから本番に臨むと
頭の中が整然とし(たような気がした)、
スラスラ問題が解けた(ような気がした)、
と記憶しています。
頭の中が整然とすること に関しましては
多旋律を理解しながら聴くという行為が
数学の問題を解くことは別としても
脳に大きく影響しているのです。
Kさんの目標は
バッハはインヴェンションに終わらず、
シンフォニア→平均律クラヴィーア曲集まで
弾き進めたいと、日夜譜読みや練習に励んで
いらっしゃいます。
Yさんは、お仕事を持ち多忙ながらも
「ずっと弾けるようになりたかった曲」に
取り組んでいます。
月に一度のレッスンで、
ドビュッシーのアラベスク一番が
みるみる仕上がっていき、
私 「努力されてますね!」
Yさん「努力できることが取り柄なんです」
すごいですね〜
なかなか言えることではないです
息子さんNくんの曲も気に入って
自ら練習して弾けるようになったと
いうことです。
大人になるとどうしても
「時間がないから」
「今さら始めても上手くなれないから」
と二の足を踏んでしまうものです。
そのハードルをぽーんっと飛び越えて
(相当の勇気が必要だったと思いますが)
こうしてレッスンに通われて、
上達もして、目標も持っていて、
大人の生徒さんのレッスンは、
私自身もたくさんの元気と勇気と刺激を
いただいております。
松ヶ丘PianoClassブログ