しつけシリーズ【おすわり】 | 洋光台ペットクリニックのブログ

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2016年になりましたねさる当院は4日から通常通り診察を行います!
本年もよろしくお願いいたしますビックリマーク

新年を迎えて、今年の抱負や目標を決める方もいるかと思います。
今までわんちゃんのしつけをあまりしていなかったり、途中で諦めてしまった、なんて方は「おて」や「おすわり」「待て」「伏せ」などをマスターするのを目標にしてみるのもいいかもしれませんうさぎ

そこで今回はしつけの基本である「おすわりの教え方」についてお話したいと思います!

おすわりは、犬の突発的な行動を抑制したい時にとても重要なしつけですわんこ例えば、お散歩中に他のわんことすれ違って、挨拶に行こうとぐいぐい引っ張ってしまう時や、何か気になるものがあって道路に飛び出そうとしてしまう時などに、「おすわり!」と言って座らせ、一度落ち着くことができれば問題を防ぐことができます。

【準備1】 ご褒美を準備する

犬のしつけは「褒める」が基本ですはーとご褒美をあげることで特定の行動を強化します。ご褒美にはおやつ・おもちゃなどその子が喜ぶものを与えます。撫でられるのが大好きな子は、上手にできた時におもいっきり撫でてあげることもご褒美になります。

準備2】 指示語の統一

家族の中で「おすわり」・「座れ」・「Sit(シット)」などと指示する言葉がバラバラだと、犬が混乱してしまいます汗話し合ってどれかひとつに統一しましょう。

1 手から犬にご褒美をあげる

手からご褒美を与えることで「飼い主さんの手にはいいものがある!」と印象づけます。

ちなみにこの時に「Good」などと言いながらやると、「Good」=「ご褒美がもらえる!」と印象づけられるので、続けるうちに「Good」=〝嬉しい〟と感じるようになります。すると、おやつなどがない時でも「Good」という言葉で褒めてあげることでそれがご褒美となり、しつけがしやすくなります。

2 ご褒美を高くあげる

ご褒美を犬の視線よりも高い位置に上げると、ご褒美につられて上を向きます。首をそらせた状態は苦しいので、自然とお尻がすとんと落ちておすわりの状態になります。その瞬間にご褒美を与えて褒めてあげます。これを繰り返すことで「座るといいことがある!」と学習します。

3 動きに指示語をつける

今度は動きに「おすわり」という言葉をつけていきます。2を同様に行い、犬が座ろうとした瞬間に「おすわり!」と声をかけます。繰り返すことで「おすわり」という言葉と「座る」という動作が結びつきます。

4 指示語だけてできるようにする

「おすわり」という言葉だけで座る動作ができれば成功ですハート徐々にご褒美を与える回数を減らしましょう。2回に1回→3回に1回・・・と少しずつ減らしていくのがポイントですポイント最終的には「Good」や「いいこ」などの褒め言葉のみでできるようにします。


しつけをする際は、わんちゃんが集中をできる環境をつくってあげましょう!しかし、個体差もありますが、犬の集中力は10分~15分程度です。集中力がなくなってきたら無理をせず中断してあげてください。

ひとつのステップを何度も繰り返し行うことが大切です。焦らず毎日少しずつ、そしてわんちゃんが楽しみながらやれるといいですねすぬーぴー