犬のグループ分け その1 | 洋光台ペットクリニックのブログ

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こんにちはケアベア北見です!

5月も中旬になり、昼間は半袖で過ごせるくらい暖かいですね晴れ


先月、東京ビッグサイトで開催されたドッグショーへ行ってきました!

ちょうどたくさんのボーダーコリーがアジリティで活躍しているところでしたキラキラ

ボーダーコリーは牧羊犬として世界で最も活躍している犬種と言われており、その牧羊犬としての高い資質は訓練やアジリティなどで活かされており、様々な大会でトップにいる犬種です。


このように、「その犬種がどんな用途で飼育されどんな仕事をしていたのか」・「どういったことに適しているのか」など、大きな特徴によって犬種をグループごとに分けることができます。


そこで今回は「犬のグループ分け」についてお話したいと思います。


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日本に登録されている犬種はJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)によって管理され、10個のグループに分けられています。JKCとは、血統書の発行やドッグショーの開催、トリマー・ハンドラー・訓練士の育成などを行う団体のことです。


1G.牧羊犬・牧畜犬

丸シェットランド・シープドッグ 丸コーギー 丸シェパード

丸ボーダー・コリー 丸オールド・イングリッシュ・シープドッグ など


→犬や羊などの家畜を誘導・保護したり、市場へ移動するのを手伝っていた犬種。


【性格】

 非常に優れた身体能力を持ち、ドッグスポーツやアジリティで活躍する犬も多くいます。

 また、学習能力も高いため、飼い主に従順で賢い犬種とも言えます。

 運動不足がストレスになるため、十分な運動が必要です注意
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2G.使役犬

丸バーニーズ・マウンテン・ドッグ 丸ブルドッグ 丸ドーベルマン

丸セントバーナード 丸ボクサー 丸グレート・ピレニーズ など


→ネズミ取りや家畜の番などの番犬、警護、作業をする犬。
 忠実でがっちりした体格の犬が多く、その体格を生かした力仕事を多くこなしていました。

 

【性格】

 大型犬が多く、ゆったりとした性格や包容力を持っている子が多いですうさぎ

 また、番犬や護衛犬として活躍してきた犬種のため、飼い主に忠実です。

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3G.テリア

丸ジャック・ラッセル・テリア 丸ヨークシャー・テリア 丸エアデール・テリア

丸ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア 丸ベドリントン・テリア など


→穴の中に住むキツネなどの小動物の狩りで活躍していた猟犬。

 「テリア」はラテン語で「土を掘る」という意味があり、その名の通り穴掘りが得意!!!


【性格】

 好奇心が旺盛、陽気で活発な性格。

 比較的小型犬が多いですが、気が強く頑固で自己主張が強い面があります。

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4G.ダックスフンド

丸スムース 丸ロング 丸ワイヤー


→「ダックス」はドイツ語で「アナグマ」、「フンド」は「犬」という意味。

 穴の中に住むアナグマやウサギ用の猟犬として活躍してきました。

 

【性格】

 スムースは賢く活発な性格で、自立心があります。
 ロングはスパニエル種と交配されて作出されたため、人なつこく温和で甘えん坊ハートvV
 ワイヤーはテリア種の血を引くのでやや気が強く、好奇心が旺盛でいたずら好き。

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5G.スピッツ&プリミティブタイプ(原始的な犬)

丸柴犬 丸秋田犬 丸甲斐犬 丸紀州犬 丸シベリアン・ハスキー

丸サモエド 丸日本スピッツ 丸チャウチャウ丸アラスカン・マラミュート など


→がっしりとした骨格、尖った口先、短い耳、巻き尾を特徴とするスピッツタイプと、
 紀元前からいるような大変古い原始タイプの犬種。


【性格】

 野性味が強く頑固な面をもっていますが、信頼できる飼い主には忠実。

 しつけには少し根気がいり、犬種によってはたくさんの運動量が必要です!!!


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さて、1~5グループまでをご紹介しましたが、いかがでしょうか?グループ別に犬種を理解することで、それぞれの性格や犬質・特徴などを理解しやすくなりますねはーと6~10グループについてはまた次回ご紹介したいと思いますのでお楽しみに♪