あけましておめでとうございます!!!
年が明けましたね!上地です
2012年はどんな年だったでしょう?
私は2012年はいろいろ考える年でした。歳ですかね?
それでも1度も風邪を引かず健康だったのは良かったと思います
みなさんも2012年の良かったこと悪かったことを踏まえ、心機一転
していきましょう。
年始はいろいろなお客さんが来たり、ご馳走が出たりいつもとはちょっと違う特別な雰囲気で、おせちとかお神酒
とか頂いちゃうわんちゃんがいるようですね。
中には動物さんは食べてはいけない物もありますのでご注意ください
さて、今回お話しするのは、食べ物のことではなく、
【食べ物ではない物を食べてしまったとき】についてです。
みなさんのおうちの子は、食べ物以外の物(異物)を食べてしまったことは
ありませんか?
おもちゃ、食べ物の外装、タオルなどの一部、靴下、紐、砂、どんぐり などなど
そんな時、皆さんはどんな対応をとるでしょう?
すぐに病院に行く
数時間様子を見る
うんちに出てくるまで待つ
きっと迷う方もいらっしゃると思いますが、すぐに連れて来てくださいね
迷うのは、少し様子を見ていても何も症状が現れず元気にしていたり、
以前にも繰り返し同じようなことがあり、問題なく便から出てきていたから大丈夫と思ってしまうからではないでしょうか?
油断禁物ですよ
症状がないのは食べてしまったものが中毒性のあるものでなければ胃にあるうちは症状はないことが多いからです。
数時間、数日、数週間、数か月と異物は胃の中をごろごろし、それが腸に流れ、腸閉塞を起こして始めて食欲元気がなくなったり、吐いたりします。
そうなってしまった場合、バリウムによる造影検査をして運良く流れることもありますが、結局は開腹手術をしなければなりません
飲み込んだものの形状によっては腸が裂け、突然死することもあり得ます。
そうならないためにも、すぐに来院されることをお勧めします。
まずは電話相談でも構いません。
来院するときにあると助かるもの!
飲み込んでしまったものと同じ物、または飲み込んでしまった物の残り
これは実際どのような形状、材質、大きさのものをどのくらい飲み込んでしまったのかを
知るためです。
レントゲンを撮るのか?催吐処置をするのか?造影検査をするのか?その他か?
の判断材料になります
どんな処置が行われるの?
催吐処置
催吐剤を使って飲み込んだものをはかせます。
異物の形状により吐かせてはいけない場合や、飲み込んでしまった時間
により吐かせられない場合もあります。
レントゲン検査
レントゲンに映る材質のものであれば、場所、大きさがわかります。
腸にたまったガスで腸の動きの有無が分かります。
造影検査(バリウム)
レントゲンに映らない材質のものをバリウムを飲ませてレントゲンを時間別に
撮ることで、どこに詰まっているのかを突き止めます。
希にバリウムの流れに乗って詰まった物も流れることがあるようです。
内視鏡
吐かせられない物を内視鏡を使って取り出したり、胃の中にあるのか、
腸まで流れてしまっていっるのかを確認します。全身麻酔が必要です。
開腹手術
手術で腸を切って、飲み込んでしまってものを取り出します。
腸を切っているので術後、ちゃんと消化活動が行われるようになるのを
確認するまで入院となってしまします。
一度あることは二度三度
一度異物を飲み込んだ子は必ずいつか同じことをする
何度か飲み込んでも、何とか事なきを得ている子はいつか必ず詰まらせる
大げさかもしれませんが過言ではありません。
もしもの時の動物さんたちの負担は大きく、何度も繰り返してよいことではありません
同じことを繰り返さないように注意し、もし、事故が起きた時は素早く対処できるといいですね。
それでは・・・
2013年健康で素敵な年になりますように
本年もよろしくお願いいたします