こんにちは
地震から足が遠のいていたダイビングに久々に行き、やっぱり海は最高だ
と、実感している上地です
最近は雨の日が続き、気温の低い日が続いていましたが、
やっと夏らしい暑さが戻ってきましたね
熱中症には十分に気をつけてください
近頃、人の子どもにアトピー性皮膚炎が増えているのと同様に、皮膚疾患を持つわんちゃんが増えています
猫ちゃんはもともと高温多湿な地域が原産なので、湿気の多い日本でも、皮膚病になりにくいようです
症状が悪化しやすいこの季節、内服薬をお勧めする場合もあります。
しかし、正しく使えば安全に使えるお薬でも、出来れば使わずに済むのが一番ですね
そこで、今回はシャンプーについてお話しします。
本来、シャンプーをする目的は、犬猫の体に付着した汚れを取り除き、皮膚や被毛を健康に保つことであり、
皮膚病においても、原因、症状は様々ですが、一貫していえるのは皮膚や被毛は清潔に保つことです。
そのため、シャンプーは必要不可欠なものですが、皮膚疾患の治療において薬用シャンプー剤の使用は良い効果が期待できます。
また、そのシャンプー剤も 種類、洗う回数、洗い方 が様々です。
シャンプー剤の種類
市販されているもの、病院で処方されるもの、それぞれ低刺激、保湿効果、殺菌効果 などの種類がありますが、市販されているものは基本的には医薬部外品なので、薬用効果は病院処方のものに比べ劣ります。
また、薬用シャンプー剤はその時の皮膚の状態によって使い分けなくてはなりません。
たとえば、
乾燥、ぱらぱらとしたフケ → 低刺激で保湿力の高いもの
ベタベタの皮膚、ベタベタのフケ → 脱脂効果かあるもの(強すぎると余計べたつく)
常在菌の異常増殖 → 殺菌効果のあるもの(菌の種類による) など
いくつもの種類からその子その子にあったシャンプー剤を見つけるのは、使ってみないとわからないこともありますが、いくつかの種類を使う場合、飼い主さんの観察力がとても重要になります。
・シャンプー前とシャンプー後、フケが出ているかどうか
・皮膚が赤くなっていないか
・痒みがあるか
・数種類使う場合は、比べてどうか
中には、継続的に使えないもの、猫には使えないものもあるので要注意
それぞれの子にぴったりのシャンプー剤を見つけましょう
洗う回数
・日常的に毎日でも洗えるもの
・週に数回のペースで洗うもの
・月に数回のペースで洗うもの
皮膚の状態、シャンプー剤の種類によってちがいます。
どんなに健康な子であれ、最低でも月に2回くらいはシャンプーする事が理想です。
洗い方
全身をよく濡らし、全身シャンプー剤を塗布してよく泡立てます。
汚れは泡立たないと落ちないので、しっかりと泡立てましょう
皮脂が溜まりやすい耳(耳介)、指の間、脇、内股は念入りに
汚れがひどいときは、一度すすぎ、もう一度洗います。
(薬用シャンプーの中には皮膚に浸透するように一度5~10分置くものもあります。よく浸透するようにマッサージすると効果的です)
洗い流すときはシャンプー剤が残らないようにしっかり洗い流しましょう
おなか周りは背中から流れたシャンプー剤が残りやすいので要注意
洗い終わったら、しっかりと乾かします。自然乾燥させてしまう方も多いですが、生乾きは皮膚疾患の悪化へとつながります。ココかなり重要です
毎年、この時期上場が悪化してしまうのを見ると、どうにかしてあげたいと思います
少しでも快適に今年も暑い夏を乗り切りましょう
薬用シャンプーを使用する場合は獣医の指示に従い正しく使ってください。
また、薬用シャンプーを使うほどではないが、どんなものを使えばよいかわからないときはご相談ください。どんなものがオススメか、アドバイスいたします。
今回は当院のトリマー三田さんの愛犬ループくんをご紹介します
ループ君はお出かけが大好きですキャリーバックを見つけると自分から喜んで入ります。
キャリーバックが宙に浮いてても頑張って入ります。かわいいですね
今回のこのループ君、シャンプーしたてのカットしたてです
カットがいろいろ変わるので、毎回見せてもらうのが楽しみにしています