AIに、「聖書を海に例えると、その川の源流は? 元々は紙切れだったの?」

と質問してみました

 

前々から疑問に思ってたからです。

あんな分厚い本が、いきなり書かれるワケないですし。

AIが旧約聖書の最古例「死海文書イザヤ書巻」を挙げ、

そこから削ぎ落とし残った最小の情報「神が罪を裁き世界を新しくする」

という核命題を回答。

私が「そのに至る前の、川の原初の一滴は何か?何かあったはず」

と、更に詰め寄ると、AIは「幻視体験」と返答する


【完成された大海から遡り、その始まりの原点まで探る】 という壮大な発想を、
雫一滴(原始体験)→源流(核命題)→支流や本流(歴史・教え)→海(聖書全体)で置き換えたのが下記。



なお旧約の現存最古の完全写本として、死海文書の「イザヤ書巻」が有るが、
イザヤは実在を確認でき、かつ本人が書いた書物も現存する最古の人物。
(もちろん、古くはアダムとイブまで遡れるが、実在は確認できない)
(ダビデ王は実在を確認できても、著作や本人記録は無い)


しずく一滴から、大海へ

① 雫一滴(最初のきっかけ) 
● イザヤ本人の神殿での召命体験(イザヤ書6章) 
● 幻視:「高くあげられた王座に座す主」「聖なる、聖なる、聖なる」と呼ぶ天使
● 自分の罪の自覚:「唇の汚れた者」 
● 神の赦しと使命付与:「誰を遣わそうか」→「ここにいます。私を遣わして下さい」

② 川の源流(核命題) 
● 聖なる神が罪を裁き、悔い改める者を救い、世界を正義と平和で新しくする 
上記の極めて短い命題が、後の全預言の、ひいては聖書の核芯となる

③ 支流の形成(初期の預言断章) 
● 特定の王や国への裁きの言葉 
● 慰めと回復の約束 
● 比喩や象徴(剣→鋤、荒野→花、光→闇の逆転)

④ 本流の拡大(口頭伝承と礼拝) 
● 神殿礼拝や広場で繰り返される短句 
● 契約更新儀式や祝福・呪いの定型句に組み込まれる 
● 韻律や対句で記憶されやすく加工

⑤ 編集統合(巻物化) 
● 複数時代・地域の預言を編纂 
● 歴史的挿話(アッシリア侵攻、ヒゼキヤ王の病と癒し)を挿入 
● 諸国民への預言や終末ビジョンを加える

⑥ 海(聖書の完成形へ) 
● 死海文書版「イザヤ書巻」全66章 
● 裁きと救い、歴史と終末、現実と幻視が織り込まれた長大な預言集 
● 後のユダヤ教・キリスト教 双方にとって神学的基盤となる