投資信託の世界では、インデックス投資が特に人気だ。
何も勉強せず考えず、ただ専門家に任せておけば良い、という点が
マネーリテラシーの低い日本人向けなのだろう。NISAでもほぼインデックス投資、
とりわけS&P500とオールカントリーの投信が二大勢力だ。
もし、インデックス投信以外(アクティブファンドと言う)にも手を出すなら
ダイヤモンドZAIの投信グランプリを参考にすると良いだろう。
過去5年間で、インデックスを上回る成績のものばかり紹介されている。
また、巷間の人々の意見を参考にするなら、
ヤフーファイナンス掲示板は硬すぎるし、5ちゃんねるはナンパすぎるので、
がーるずちゃんねるが、程よい意見にあふれている。投資の世界で、女性の意見ばかり聞ける所というのは存外貴重だったりするものだ。
上記は、そろそろ次のスレッドに移ると思うので、上記が書きこめなくなってたら、
あるいは会話が全然進まないなぁと思ったら、下記から、
お金の話をしようpart38、39、49、、、
↓↓↓↓こちらから
株式投資において、情報はすべての起点である。 だが、情報そのものよりも、「情報が誰に、いつ、どう伝わるか」の遅延差こそが、利益の源泉だ。
「情報の遅延差」とは何か
情報の遅延差とは、ある情報が市場全体に浸透するまでの“時間差”を指す。 この差を先取りできるかどうかが、株式投資の成否を分ける。
-
決算情報が出た瞬間に買っても、すでに織り込まれている
-
アナリストが推奨した時点では、すでに価格に反映されている
-
SNSで話題になった時点では、もう“出口”の準備が始まっている
つまり、「今知った」では遅い。 「まだ知られていない」情報こそが、価値を持つ。
株価は“情報の反射”ではなく“情報の予兆”で動く
多くの投資家は、株価が情報に反応すると考える。 だが、実際には、株価は“情報の予兆”に反応する。
-
業績が良くなる“兆し”があるときに買われる
-
新製品が出る“噂”があるときに動き出す
-
経済指標が改善する“期待”があるときに上昇する
情報そのものではなく、情報の“予兆”が価格を動かす。 だからこそ、遅延差を先取りすることが重要なのだ。
“一次情報”より“構造情報”が強い
一次情報──つまり、企業の発表や公式データ──は誰でも手に入る。 だが、それだけでは遅い。 本当に強いのは、“構造情報”である。
-
業界再編の流れ
-
政策の方向性とその影響範囲
-
為替・金利・資源価格の連動構造
-
競合他社の動きと市場シェアの変化
これらは、単なるニュースではなく、情報の“構造的意味”を持つ。 構造情報は、遅延差を先取りするための“地図”になる。
SNS・ニュース・レポートは“出口情報”
多くの投資家は、SNSやニュースを見て動く。 だが、それらはすでに“出口情報”である。
-
SNSで話題になった銘柄は、すでに仕込まれている
-
ニュースで取り上げられた企業は、すでに注目されている
-
レポートで推奨された株は、すでに価格が動いている
これらは、“誰かが仕込んだ後”に出てくる情報であり、 それを見て動くことは、“誰かの出口に付き合う”ことになる。
「情報の遅延差」を先取りする技術
では、どうすれば情報の遅延差を先取りできるのか? 以下は、構造的な技術アプローチだ。
-
業界構造の変化を読む → 競合の撤退・新規参入・規制変更など、構造変化は価格の予兆になる。
-
政策と市場の“接点”を探す → 補助金・税制・規制緩和など、政策は“特定業界”に先行影響を与える。
-
需給構造の歪みを見つける → 信用残・空売り比率・浮動株比率など、需給の歪みは価格の起点になる。
-
“誰がまだ知らないか”を考える → 情報の価値は、“まだ知られていない”という状態にある。
株は「情報の遅延差ゲーム」である
株式投資は、情報のゲーム──そう言われる。 だが、設計者の視点から見れば、株は“情報の遅延差ゲーム”である。
-
何がまだ知られていないか
-
どこに構造的な変化があるか
-
誰が出口で、誰が入口か
-
どの情報が“予兆”で、どれが“反射”か
これらの設計が、利益を生む本質的な要素なのだ。
まとめ:株は「情報の遅延差」で勝つ
株式投資において、情報は武器である。 だが、その武器は“時間差”によって強さが変わる。
「今知った」では遅い。 「まだ知られていない」情報こそが、価値を持つ。
情報の遅延差を先取りする。 構造情報を読む。 出口情報に付き合わない。 ──これらすべてが、株式投資の本質である。
株は、情報の量ではなく、情報の“時間差”で勝つゲームなのだ。
「はじめての株、ここから。」