皆さまこんにちは。
※月組レポの前に投稿した記事の再投稿です。
続けて②を投稿いたします😊
古典の名作、ディケンズの
『大いなる遺産』
上下巻を読了いたしました。
読んでみて…
これは内容を知っていた方がお芝居を楽しめそう、と感じました。
個人的に、です。
以下、少し内容のネタバレがあります。まだ内容をご存知無く、知りたくない人はここまで✋
久々に読んだ小説
私は普段から小説を避けて新書を読む傾向にありまして…。
今回この本を読み始めながら、
題名から「あ、きっとこの人…」等、
推察したことが悉く当たってしまい、
改めて自分って面白くない奴だなぁと溜息。
そして読み終わった後の、なんともいえない余韻。
…これですね、私が小説を避けるようになったのは💦
今回も、読み終わったときの余韻…
小説を避けるようになった理由を思い出しました。
若かりし頃に『ノルウェイの森』を取り憑かれたように読み、
終わったあとでまさに“憑かれた”ようにボ〜っとなってしまい…
小説派だった姉から、
「小説に読まれてどうする」と呆れられました。
私と同じように“憑かれた”ような状態になったお友達がいたそうです。
村上春樹氏の本の、あの文章…独特な世界観へ引き込む力が強いのでしょう…
しばらくの間“憑かれた”ように村上春樹氏の小説を読み漁り、ほぼ読破した記憶。
以降、『三国志』や『新・平家物語』など歴史ものではあまり余韻はなく、
スッキリと読み終えることができたように思います。
フィクションであり、作り話としての小説の場合、ある意味、
読者は別の世界を生きるわけで、
史実を元にした歴史小説では、歴史の流れを知っているので“見る”ような感覚…
だから取り憑かれないのかなぁ❔
翻訳による違い
さて。
まず…
この記事のカバー画像に三冊の本💦
『大いなる遺産』上巻を河出文庫版でスタートし、
中だるみしてしまったので新潮文庫版に持ち替えて再スタート。
あらすじの意外性…名作ですね✨
翻訳の違いで、日本語の言い回しが違うことが面白くて、
つい二冊並行して読んでいたら、また前に進まなくなってきて、
このままでは公演が始まってしまうではないか💦❗
…と、下巻は新潮文庫版が近所の書店にあったので、
とにかく手に取り一気に読了しました。
読み易さとしては個人的には新潮文庫版。
でも、日本語としての文脈や語彙がきっちりしていて正統派なのは河出文庫版、
といった感想です。
↑このような違いが…ご参考まで。
比べてみた所、内容を省略している部分はなく、当然ながら翻訳が違うだけでした。
読みやすさには個人差があると思いますのでお好みで🎵
物語を知らない方、まだ時間があります、是非ご一読をオススメします🎵
月組初演に納得…の登場人物
読み進めながら、そして読み終わって、
「これは、どの人物でも、相当な演技力が求められる作品、大変だ…」
と感じたこの作品。
剣幸さん率いる“芝居の月組”で初演がなされたことに、納得しかありません。
※初演は公演名『大いなる遺産』
ピップの自分語りによって物語が進んでいくので、
文章として淡々と表現されている感情…
喜怒哀楽が顕にわかりにくくもあり、
激怒しているのか、どれだけ喜んでいて、どれだけ困っているのか。
読者の想像によって多少なりとも解釈に違いがでる…
(個人的な感想です)
それ故に、どう読み取って、どう表現するのか、演技力の見せ所❔
でもそこは優秀な“台本さま”の存在が✨
まず主人公のピップ。
ありちゃん✨
楽しみ〜❗頑張れ〜✊❗
貧乏な状況から、ある日、知らない人物によって資産がもたらされることがわかり…
身なりを気にし始め、思考も次第に変わっていく様。
子供役と大人役が分けられているので、
これはきっと、変わる場面で、
ありちゃんピップの紳士姿にスポットが当たり…
ジャーン🎩✨❗
…と入れ替わって登場するパターン❔
なんて、もう勝手に想像しております✨
初演の映像は無いのかなぁ…
観たい、観たい、観た〜い✨
観たいですよね、皆さん✨
これは面白いことになりそうです。
念押しで、是非ご一読を~🎶
配役のことなど、次回②へ続く…