皆さまこんにちは。
舞空瞳さんの退団発表。
本当に驚いて、悲しくて、
気持ちを落ち着けるのに時間がかかりました。
数々の可愛らしくも華やかな舞台姿。
博多座で観た、おそらく“適役”最高を更新したであろう舞空サリーはこの上なく可愛らしく、
大好きなありちゃんビルとの相性抜群、
あんなにサリー役が似合う娘役さん、今後出てくるのでしょうか。
時が過ぎていきます…🥹
気を取り直して、まずは退団者のご挨拶をまとめました。
★侑蘭粋さん
下級生とは思えぬほどしっかりとされていて、簡潔で凛としたご挨拶でした。
幼い頃、宝塚の舞台を観劇し、キラキラした衣装や電飾、そしてひたすらに美しいタカラジェンヌの姿に憧れを抱きました。
私はこの世界に入ることができ、様々な経験をさせて頂き、宝塚の本当の美しさが今ようやくわかったように思います。
一人一人が己に与えられた課題にひたむきに取り組み向き合い、深め、一つの舞台を創りあげる汗や涙にまみれたその姿ほど、凛として美しく格好良いものはない、と強く感じています。
そして、そうした私達の姿を、客席からいつでもお客様が見守り、応援し、愛して下さいました。そのどちらが欠けてもこの美しい宝塚の世界は成立しません。
1月からの退団公演の間、ずっとファンの皆様と、そして大好きな星組の皆さんと共にこの舞台で過ごす一瞬一瞬が愛しくて愛しくてたまりませんでした。
胸を張って「宝塚に入って良かった」そう言いたいです。爽やかな新しい風が吹き、その美しさに磨きがかかり、私の愛するこの美しい空間がずっとずっと続くことを祈ります。
7年間、かけがえのない経験をさせて頂きましたこと、星組の皆さんと応援して下さるファンの皆様に出会えましたこと、心からの感謝の気持ちを込めまして、本当にありがとうございました。
★彩園ひなさん
とても簡潔に思いを述べられました。
人生に一度しか味わうことのできない今日この日、こうして皆様の前で思いを伝えることができますこと、本当に有り難く思います。
今まで沢山の作品や人々に出会い、舞台人としても人としても沢山のことを学ばせて頂きました。
努力した分、お客様が笑顔になり、その姿を見て自分も笑顔になれる、この空間が大好きでした。今日は人生の節目であり、次の新しい道の始まりでもあります。
スタッフの方々や先生方、星組の皆様、家族、そしてお客様から頂いた沢山の愛と想いを決して無駄にはせず、これからも愛をくれる大切な人を笑顔にできる人間でありたいです。
ここまで導いて下さった全ての皆様に感謝の気持ちと愛を込めまして、本当に有難うございました。
★天華えまさん
他者への感謝の思いが溢れていました。
「天高く華やかにえりかがまう(舞う)」
そんな想いを込めて母がつけてくれたこの芸名は私の一生の宝物です。
幼い頃から破天荒で自分のやりたい事には猪突猛進な、そんな私を、夢に向かって全速力で走って行きなさいと、強く強く背中を押し、強く強く支え続けてくれる家族に心から感謝しています。
そんな家族が出会わせてくれた宝塚。
宝塚に出会うことができたから、踊ることだけでなく歌うことも、お芝居をすることも自分の生き甲斐なんだと気付くことができました。
宝塚に入ってこの舞台に立つことができたから、この舞台に立つまでの諸先生方やスタッフの皆様のご尽力、そしてこの舞台に来てから宝塚舞台さんの素晴らしい技術力、サポート力、そしてオーケストラの皆様の素晴らしい演奏、沢山の方々のお力が重なり合ってこの舞台ができているのだと知ることができました。
星組に配属する(になる)ことができたから、どういう私でも教え導き、手を差し伸べて下さる、笑顔とパワーで溢れた、心から愛しく大切に思う仲間ができました。
星組の男役・天華えまになれたから、こんな私をたっぷりの愛で包みこんで下さり、私の幸せを分かち合って下さるファンの皆様が、私を見つけて下さいました。
宝塚は私に多くの事を与え、御縁、そして学びを与えてくれました。心から感謝しています。
こんなに愛に溢れた場所は他にはありません。この素晴らしい宝塚歌劇団がこれからも永遠に輝き続けること、そのことを心から願っています。
私に携わって下さいました皆様、私に出会って下さった皆様のことが心から大好きです。そんな皆様に出会えた私は最高の幸せ者です。
大好きな皆様がこれからも幸せと笑顔で溢れますように本当に、本当に有難うございました。
★大輝真琴さん
同期からのお花渡しは音羽みのりさん😊
いつまでもスタイル良く美しいですね。
大輝さん、やはり最後まで謙虚でお人柄の滲み出るご挨拶でした。お母さまのこと、涙なしには聞けませんでした。
国境を超え、性別を超えて、数々の人生を歩んでまいりました。幼かったあの子も、粋がっていたアイツも、年輪を重ねたあの人も、そして、何でも直しちゃうアノ人も全てが特別で愛しい大切な私達の一部です。
夢が現実となり、がむしゃらに駆け抜けた19年間。
全ての皆様のお導きのお陰で男役20年目を迎えました。中でも出会う景色を色鮮やかなものにして下さったファンの皆様には心から感謝の気持ちでいっぱいです。
旅立ちの瞬間が近づくにつれて寂しさが募る、星組の仲間たち。その存在に大輝真琴はこんなにも恵まれていたのだとあらためて温かな絆の尊さを感じています。
そして、今も天から見守ってくれている母へ…
かつては入団を反対した母でしたが、その命の限りに気が付いたとき、あらためて求めてくれたものはこの宝塚の舞台でした。
己の命の限りを超えて、私に愛と、ここから受けるその活力の力強さを示し続けてくれました。
思わぬ形で叶った恩返し、そこから得られた誇りにあらためて感謝したいです。
この舞台と客席とに満ちるエネルギーが、どうかこれからも希望に満ちたものでありますように心からの祈りと感謝の気持ちを込めましてまことに有難うございました。
★宝塚、頑張れ!
星組と宝塚への愛を語られた退団者の皆さん。
天華えまさんが語られたように、
「この素晴らしい宝塚歌劇団がこれからも永遠に輝き続けること」は、宝塚ファンの願いではないでしょうか✨
…願わくば美しく。
夢と希望を抱き、“厳しいと覚悟して”この世界に飛び込んできた(行く)十代の娘たち。
世間一般では、高校や大学といった一般的な教育機関で育っていくであろう世代(社会に出る人もいます)。
その彼女達を「引き受けて」舞台人として育てていく宝塚音楽学校。
昨今の様々な問題がメディアの愚行によるところが多いという前提で、
まだ社会を知らない者がそうしたメディアに関わってしまう事(リークする等)で何を引き起こしてしまうのか、
予見できなかった未熟な人が居たことが悲しいです。
芸、舞台技術の伝授に加え、「学校」という名がつく以上は、
その先の人生を左右する…人間性の“芯”を形成する教育が、なお一層行われます様にと願います。
(偉そうな事を書いてすみません。でももし自分の娘を託したらそう願うだろうと思うから)
宝塚、頑張って欲しいです!
ご退団された皆様に幸多かれと祈ります🍀
そして今後のご活躍も応援しております✨