皆さまこんにちは。
Blu-rayの整理術について中断しておりますが…
日々、HDDの録画は増える一方でして…
『ロミオとジュリエット』に至っては何回も録っているのに、
プレミア感があるせいでつい何度も録画してしまう…
先日放送された、
2011年・雪組ロミジュリもその一つ。
音月さんって、素敵ですよね✨
…で、ふと。
そういえばここには初々しい月城かなとさんがいるはず?と。
…探しました、いたいた、ロケットに〜✨
■宝塚初心者
私がこの世界に引っ張り込んだお友達に、専門用語を使ったら…
「ロケット?」
「パレードって何?」
と質問責め。
そっかぁ、自分も最初は色んなヅカ本を読んで研究したなぁ…
と、坂道を転がるように沼へドボンした道程に思いを馳せました。
■宝塚に誘われる
先日、WOWOWで放送されていた
宝塚プレミアム
『アクアヴィーテ ー命の水ー』
(こんな状況でも、変わらず宝塚を放送して下さるWOWOW様に感謝感謝!
画質も最高です✨)
思い起こせば…
そう、あれはコロナ禍の始まり。
娘は、中一の時に学校の貸切で宝塚を初観劇。
その時、保護者募集もあったのに「興味無いから✋」と申し込まなかった。
確かSS席やS席の希望を選べたような…
…無知って怖い、なんと勿体無い。
いま思い出しても気絶しそうです🌀
「宝塚のチケットって取れないのよね、
滅多にないチャンスだから
申し込んだ方が良いわよ。
保護者は抽選らしいけど」
とお母様達。
それでも、
「いや〜、別にいいかな」なんて…
まったく興味無し✋の私でした。
その観劇会から沼に足を踏み入れかけていた娘。
お友達と『AFO』の当日券に並んだりして。
「遠くから見られるだけで幸せ✨」
と、ご贔屓さまの入待ちギャラリーをした時の写真を見せてくれたり。
なんだか凄く楽しそう…。
「そんなに面白いのかなぁ…」
一度は生で観てみようかなーと、ふとスマホで検索したところ某リセール
(定価以下に限定)を発見し、たまたま出ていたチケットに問い合わせました。
■初めて自分の目で見る、麗しき人達
宙組 東京公演
『El Japón(エル ハポン)
-イスパニアのサムライ-』
『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
~生命の水~
出ていたチケットはS席2階3列目、2枚。
宝塚に5組あることは知っていて、当時の娘は月組ファン。
私はといえば、何組が観たいとか特に関係なく。
取り敢えず日程の合うところでいいか、と軽いノリ。
「はじめまして。こちらのチケットをお譲り頂きたいです。
私はまだ一度も宝塚の公演を観たことがなく、少し前から子供が宝塚ファンになり、
楽しそうなので機会があるなら私も一度観てみたいと思っております。
もし他にお決まりで無ければ、宜しくお願いいたします。」
こんな内容だったかな?
「譲渡可能」とお返事を下さり、めでたく観劇できることになりました。
さぁ大変、オペラグラスがない。
急いでビックカメラへ行き、娘の分と2つ買いました。
…そう、娘は学校で貸切の際、なんと…
オペラグラスも持たずに観劇したのです。
舞台観劇といったエンタメに理解の無かった私は、
何かの景品でもらった薄っぺらい折り畳みオペラグラス(わかります?)を渡し、
「これで充分✋」なんて言って、きちんとしたものを買ってあげなかった…
やっぱり無知って怖い。。。
その時の娘の席は、確か…B席最後列か立見席だったかと…😅
…酷い親です。
当然、
「全っ然、見えなかったし、何の話かさっぱりわからなかった😠」(激怒)
と、プンプンしながら帰宅しました。
立派なオペラグラスで観ていたお友達はすっかりハマって。
自分もリベンジとばかり、買ってきたプログラムをよく見直して、
「やっぱり暁千星さんが素敵✨!」
と、目をつけた(言い方)ようです。
中学生が日曜に早起きして、お友達と宝塚の当日券のために並ぶ…
可愛い青春ですね😊
そして『イスパニア』の観劇当日。
初めての赤い劇場内、シャンデリア。
初めての上質な赤い座席。
初めて使うオペラグラス。
開演アナウンスが始まり場内が静まり返る…。
いつの時代かよくわからない和装の人達が出てきて、洋装のマントの人もいる。
わちゃわちゃとしていたら、たぶん主役?と思われた人が見えなくなり…
同じ人がさっきとは違う、不思議な衣装でせり上がってきた。
↓
スポットが当たり、場内拍手👏
(私→隣の娘を真似て拍手してみる)
オペラグラスを覗いてみたら…
「は…っ!?👀✨」
切れ長の目の人がこちらを向いている!
…ゾクッ…✨
それが真風涼帆さんというトップスターらしい、と、後で知るわけです。
ストーリーが進むうちに、何やら茶目っ気のある麗人(芹香斗亜さん)や、
嫌な奴なんだけど格好良くて憎めない悪役(桜木みなとさん)に釘付け。
そして、皆さんお歌が上手い!
…「歌」劇団、ですものね。
一幕終了。
セリとやらが色んな所から上がったり下がったり、
はたまた丸く切られている舞台が回ったり(盆、と後に知る)。
「なんか凄いねぇ」と言いながら二幕。
銀橋(とやら)に何人か出てきて、オジサン役みたいな変わった人(英真なおきさん)
が歌い始めたら、なんとまぁ上手い✨!
舞台真ん中から椅子に腰掛けせり上がってきた真風さん。
「なんとキザな」…と何やら猛烈に恥ずかしくなる私。
さぁ始まりました、
『アクアヴィーテ‼』!
ギラっギラのラメスーツで歌い踊るイケメン軍団。
…えっ?女性?
頭がバグる中、次々とイケメン達が登場、走るわ踊るわ✨
きゃー、なんか可愛いスカート女子も出てきた!
それまで【宝塚=ベルばら】と定番の思い込みをしていたので、
『アクアヴィーテ‼』での初生観劇は刺激が強すぎたのかもしれません。
座席に座りながら、周りを見ると皆さんノリノリ、娘もノリまくり。
恥ずかしさを堪らえて小さめの手拍子をしながら、
「こんなことしていて良いのか?私は何をしているんだ…」
「一体ここはどこ?…何だこれは…まるでホストクラブではないか」
注※行ったことはありません
呆気に取られる中どんどん進んでいく。
そして、あの名場面の中詰。
へぇ〜、客席に降りるのか👀・・・
(2階からなので前方しか見えない)
すると、イケメン3人が銀橋の前に立ってグラスを片手に、
最前列の客席に何か熱く語りかけて乾杯している🥂
もう、「やっぱりホストクラブ!?」
注※本当に行ったことはありません
物凄いハイレグの水着のような衣装を着た美女が180度足を振り上げたり、
ズラリと大勢でカンカン(ロケットです)を踊ったり。
かと思ったら、いつの間にか設置されていた大階段から
麗しいイケメンがドワ〜っと降りてきて踊りまくる…
もう、どこを観ればよいのやら。
そうこうしているうちに娘役さんが真ん中に降りてきて立ち(エトワールです)、
美声で熱唱したかと思ったら、
矢継ぎ早に次々と階段から人が降りてきて、拍手、拍手、拍手…
オペラグラスで覗いているヒマなど無い。
すると最後に、あの蒲田治道を演じていた人が更にキラキラ光るイケメンスーツ姿で、特別大きな羽根を背負って降り立った。
そしてパレードとやらで幕が降りて終演。
・・なんという綺羅びやかな世界。
…これはハマるはずだわ(←既にハマっている状態)。
チケットをお譲り頂いた方にしっかりと御礼の言葉をお伝えし、
その日から「自力でチケットを取る方法」を模索する日が始まり、
今日に至っております。
この場をお借りして、あの宙組チケットをお譲り頂下さった方、
本当にありがとうございました。
しっかりファン生活を送らせて頂いております。
【お詫び】
こないだ「ムラゴン」で始めたブログに
「スカイステージは2019年に加入」
と書きましたが間違いで、正しくは2020年。
娘には「スカステには入らないよ」と宣言していたのに、
この宙組観劇の直後に、ありちゃんの『エリザベート』新人公演の放送を知り、
急いで加入したのでした。
『エリザベート』新公を視聴してからの転がり落ち様はそのブログにて。
↓
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■終わりに
今回は何の記事なのかわからなくなってしまいました。
そう、私の初観劇は宙組でした、ということが言いたかった。
あのイケメン芸を、何の躊躇いもなく繰り広げる彼女達。
…私達と同じ人間です。
でも、確実に「フェアリー」でもある…
時間と空間を止めているフェアリーとしか言いようがない。
言い換えれば、
「フェアリーを演じて、演じたフェアリーで役をも演じている」
…といったところ。
あの日に観た…
茶目っ気ある麗人と、嫌な奴だけど格好良くて憎めない悪役さん。
あれから幾度となく舞台姿を観させて頂いて、
麗人の芹香さんがあの大羽根を背負って階段に立ち、
二番手として隣に立つ桜木さんの姿を楽しみにしていた…
『PAGAD(パガド)』
~世紀の奇術師カリオストロ~
…は、私には幻の作品となりました。
私を宝塚に誘ってくれたあの宙組の麗しき人達が再び立つ舞台を、
あの赤い座席に座って観られる日を心待ちにしつつ
今日はこの辺で締めたいと思います😊
宙組の観劇に、もしまだ迷いのある人がいるならば、
『アクアヴィーテ‼』の録画があるなら是非観てほしい…
間違いなく「会いたい!」と思うはずだから🪐