『ターミネーター4』

どこで誰が、未来を変えたのか？

世界の終末が始まる

現カリフォルニア州知事であるアーノルド・シュワルツェネッガーの大出世作「ターミネーター」。その「ターミネーター」シリーズ第4作目で、ターミネーター（T-800）誕生となる作品だ。

自我に目覚めたコンピューター・”スカイネット”により「審判の日」（核戦争）が下り荒廃した10年後の世界。
スカイネット率いるロボット軍とレジスタンスとして戦うジョン・コナーたち・・・

あの恐ろしいT-800が量産されるまでの序章なのだが、スカイネットが支配しているものの死への恐怖のようなものが感じられない。っというのも、T- 800の前のモデルとなるT-600が骨格こそT-800の皮膚剥け体だがあまりにも弱すぎるのだ。そして、スカイネット自体が『バカなのか？』と思えるようなところが多々ある。また、ジョン・コナーの存在が薄いのも要因の一つだろう。（コナーが主役という感じではない）

過去作品のオマージュが随所にあり「ターミネーター」ファン的にはうれしさもあるのだが・・・

迫りくる恐怖がない「ターミネーター」は、単なるSF映画でしかなくまったく面白さを感じられない。

評価：★★

原題：TERMINATOR SALVATION
監督：マックG
出演：クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッド、ブライス・ダラス・ハワード、コモン、ジェーン・アレクサンダー、ヘレナ・ボナム・カーター・・・他
製作国：アメリカ
配給：ファントム・フィルム

【ターミネーター4】
http://www.terminator4.jp/

評価・紹介No.：2009-138