そろそろ母の命日になるので色んな事を思い出します。
私はある建設関係の本社経理主任をしています。
毎日朝早くから夜も遅くなり家事は全部母にまかせて仕事をしていました。
ある日会社に母から電話がありました。
めったに会社に電話とかしない母です。
私『どうしたん』
母『何か変なんよ、掃除機が右の方にしかいかん』最後の方はろれつが変です。
それを聞いて私は前何かで聞いた脳溢血の症状かと思いました。
『おかあさんじっとして床に座っといてすぐ帰るからね』
すぐに私は119に電話をかけこんな症状で家に一人でいます出来れば病院はかかりつけの原土井病院をと指定しました。そこは家も近いしかつて膝の痛みや他の病気でかかっていたカルテもあります。
総合病院なので大丈夫だろうと思いました。
救急者が病院を探して回ることをさけれると思ったからです。何しろ一刻も早く診察をと思いました。
急いで会社を早退し、病院に向かうことに。
病院に着くともう意識は回復し、色んな検査を受けている最中で、ちゃんと話すことも出来ます。
あの電話のあと意識を無くしていたらしいですが、処置が早かったため軽い脳梗塞ですみました。
血管の詰まりを良くし、血液がスムーズに流れる薬が開発されているそうです。今の医学はすごい‼
入院の手続き等をして、下着などを取りに家に帰りますと、 玄関に何時何分原土井病院に入院されました と救急隊員の方がご親切に紙を張ってあります。
家の裏に行くと飼い犬のゴールデンが心配そうにしっぽを振ります。
『よしよし心配せんでいいよ、ばあちゃんはすぐ帰ってくるからね』
その後入院したお陰で色んな怖い病気が発見される事になるのですが…