息子は、保育園のとき退園しています。
嫌な理由を聞いても、「やだ」「行きたくない」そして、「お母さんが良い」とも言っていました。
当時、私の中で、「お母さんが良い」は保育園の嫌な理由のなかには入っていませんでした。
嫌な理由として、「◯◯がこうでああだから」と、詳しく事細かに説明を受けて、納得できるものを知りたかったのです。
保育園のときもそうでしたが、小学校で不登校になったときも、直近で起きたきっかけは話しましたが、それを改善したところで行けるわけでもなく、何が嫌なのか本人も説明出来ない、よくわからないと言っていました。
話は戻り、保育園のときは、行くと必ず「楽しかった」と言っていましたし、輪も乱すことなく過ごしていました。
その後、退園して別の場所に行くことになるのですが、そこでは「お母さんが良い」とは言わなくなりました。かわりに、「お母さんといるよりも楽しい」になっていました。
「お母さんが良い」の言葉は、正しくは「お母さんといる方が良い(楽しい)」「楽しかったけど、お母さんのほうがもっと楽しい」と言葉が続いていたのだと思います。
結局、息子にとって保育園はお母さんと居るよりも楽しい場所(こと)では無かったのだということでした。
子どもにとってお母さんが一番大好きで、居心地の良い存在だから、「お母さんが良い」の言葉になったのだと思います。お母さんにとっては、最高の誉め言葉じゃないですか?
育て方が悪いとか、甘えすぎだとか周りからどう言われようが、お母さんの愛情がきちんと子どもに伝わっているからこその言葉。胸を張っていいのです。
お母さんといることよりも、楽しい場所(こと)を見つけると、子どもは勇気をもってお母さんから離れていきます。
息子を通して、学んだ出来事です。登園渋りで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです