仕事は休職中だったので、他の保育園を探すべきだろうに、全く探す気力も湧かず。
しかし、保育園を離れてみると、本当に冷静に色々と考えられるようになりました。
まず、自分がしたいのは、仕事に行くことじゃなくて、子どもと居ること。なんで、あんなにあそこの保育園に執着してたんだろうかということ。
3才だったので、幼稚園に行くべきなんだろうか?とも思ったのですが、保育園を辞めてから、子どもの輪に入ったり、他の子と遊ぶのも嫌がったり、子どもがくるとサッと隠れるようになっていたので、1年は家で様子を見ることにしました。
結局、そうさせてしまったのも自分だと責めていたのですけど…
時が過ぎて、秋になった辺りに、息子が突然、誰かお友だちと遊びたいと言い出しました。凄く嬉しかったのと、大丈夫かな?また、傷つかないかなと不安でいっぱいでした。
同じ年の子は、幼稚園などに行っている年齢なので、なかなか日中遊べるお友だちを探すのは難しいな。かといって、幼稚園に今入れるのもハードルが高いし。
そういえばと思い出したのが、当時自宅近くに、小さな幼児教室(お受験の幼児教室とは全くの別物)がありました。
3才児までの預かり保育で、お金も安いし、時間もそれほど長くなさそうだし、見学したら遊びたいとなったので、体験で行ってみることにしました。その時、私も、なんか雰囲気とかすごくいいなと感じました。
あっと言う間に話が進み、久しぶりに親子離れての時間。凄くドキドキしました。息子も、別れ際泣いていたけど、今回は息子が自分で選択したことなので、本人も腹をくくっている様に見えました。
2時間ほど離れてお迎えにいったとき、少し緊張したままの息子でしたが、明日も行きたい!となったので、次の日も2時間ほどお願いしました。
そして、お迎えのとき、「ずっとここに通いたい!」と言ったのです。
帰りながら、「あそこは、嫌なことはやらなくても良いんだよ!」と興奮ぎみに教えてくれました。
先生に翌日聞いたところ、トイレに行く時間に息子が、はじめての場所のトイレを嫌そうにしてたので、「嫌ならやらなくてもいいよ」と言ってくれたそうで、先生にとっては、たわいもない一言でしたが、息子にとっては、かなり大きな一言でした。
これまで、保育園のことを何も言わなかった息子が、保育園で嫌だったこともはじめて話してくれました。
保育園のときは、トイレに行きたくないのに何度も連れていかれることが嫌だった。トイレトレーニングの時期だったので無理もないかなとも思ったのですが、息子にとっては、苦痛だった様です。
また、朝牛乳を飲む習慣があり、飲みたくないのに飲まなくちゃいけないのも嫌だった。お昼寝も眠くないのに、横になっていなくてはいけなくて嫌だった。と教えてくれました。
あそこに、通いたい!お友だちと遊びたい!と元気を取り戻した息子。あの先生が好き!と信頼できる先生も出来て、楽しく通い始め、こんな日が来るなんて思わなかった。
信頼できる先生がいると、息子も楽しく過ごせるんだな。集団が嫌なんじゃないんだな。お母さんべったりで離れたくないわけでもないんだな。と言うことがわかりました。
環境さえ合えば、息子も普通に過ごせるとわかったのは、私たちにとって大きな進歩でした。