いよいよ就活終盤戦の突入。

修習開始までおよそ10日間。なんとか決めたいところ。

 

今回は、年齢が就活に与える影響を考えてみる。

年齢により就活の結果が左右されるか。これについては、性別や学歴・職歴と同様、当たり前にYESであろう。年齢をみない事務所なんて存在しない。

 

よって、問題になるのは、以下の2点である。

①年齢が高いことが有利になるか、不利になるか。

②有利不利になるとして、どの程度考慮されるか。 

 

まず、①について。

書類選考では、年齢が高いことが不利になりうる、気がする。

 

もちろん事務所によって状況は異なる。

社会人に限らず修習生を多く採用する新興系事務所や社会人経験を優遇するまち弁もあるから、年齢が高くても、不利にならないケース(又はプラス)もあるであろう。

 

しかし、若いことで、それを理由に不採用になることはないように思える。

若くして受かることはそれ自体優秀だし、社会全体に年功序列の意識が蔓延する日本では、若い人の方が抵抗なく新人として受け入れることができる。

 

逆に、年齢が高いことで不採用とする事務所はある。

(実体験。もちろんそれ以外が駄目だった可能性も大だが。。)

 

なお、年齢制限を求人票に書いてくれる事務所はほぼ皆無である。

就活生はES作成に時間を要するのだから、年齢を要件とするのであれば、

事前に明示してほしい。お互いにとって、無駄な作業である。

 

ただ、事務所の所属弁護士(特に新人弁護士)の年齢構成を見て、ある程度は予測することが可能である。ボス弁が若かったり、新人が若手ばかりの事務所は、ESを送っても、速攻で祈られるのが関の山。こういう事務所は最初から対象外。

 

書類選考が通れば、年齢はあまり関係ないように感じる。

年齢を考慮しても会ってみたいと思われるているのだから。社会人の方が、社会経験を積んでいるから話すことも多いし、マナーの面でも鍛えられている(はず)からアドバンテージがあるとも考えられる。

 

 

次に、②について。では、どの程度考慮されるのか。

これも結局は事務所のカラーや所属弁護士の年齢構成、ボス弁の意向などに左右され、一般的な答えは存在しないと思う。

 

ただ、転職が当たり前に行われる弁護士業界ならではなのか、法律事務所は比較的年齢について、寛容であるように感じる。というか年齢も含めて、その人が事務所の理念とかカラーにいかにマッチするかが全てである。