根津美術館へ行きました。

 

表参道という立地も手伝って

小規模だけどとても洗練された美術館です。

本館の設計は 隈研吾。

 

 

東武鉄道の初代社長根津嘉一郎が蒐集した

中国や日本の古美術品が展示されています。

 

 

「将軍家の襖絵―屏風絵でよみがえる室町の華―」

というイベントの最終日。

 

足利将軍家が能や狂言を鑑賞し、茶会などを催した建物「会所」は

当時を代表する襖絵で飾られていました。

今は失われたその様子を

屏風絵で再現しようという試みで、見ごたえありました。

 

 

が!今回の主な目的はそちらじゃなく、庭園の紅葉です。

 

 

紅葉のピークは過ぎていましたが、

起伏にとんだ地形を利用して作られた庭園は

まるで山の中にいるようで、

ここが 表参道だとはちょっと信じられない。

 

 

茶室が4つあって、貸し出しをしているようです。

すべての茶室で お茶会が行われていました。

 

立ち入りできなくて残念でしたが、

茶室は お茶会に使われるのが本来の目的なのだから、

仕方がないです。

 

 

茶室も屋形船もとても鄙びていて↑

まあ はっきりいうと ぼろっちいのですが、

そこが 山里ぽくて風情があります。

 

 

母を連れて行ったのですが、

途中で 階段を降りると膝が痛いから、

ここで待っていると ベンチに座り込んでしまいました。

 

 

そこで気にせず 一人であちこち写真を撮っていると、

我慢できなくなったらしく

ゆっくり降りて 結局ほとんど全部見て回ったそうです。

 

 

あんたに誘われなくても 

一人で(あるいは友達と)毎日出歩いているんだけど、

慣れ親しんだところばかりになってしまうから、

時々連れて行ってもらうと ありがたいわ

 

だそうです。

 

 

ま、実の娘ですからね。

膝が痛いと言われたところで、

忖度なしに 連れまわしてしまうので。

 

無理だとか言ってても やればできるんだから、

衰えたくなかったら

やるべきだと思うのです。

 

 

夫なんて もっとひどくて。

先日 娘とランチしたときに、

エスカレーターに乗れないというおばあちゃんに向かって、

 

登りですから 大丈夫ですよ!ニコニコ

 

登りのエスカレーターに乗れないわけないじゃないね?

娘には甘えて エレベーターを探せというけれど、

婿には 反論できないおばあちゃん。

 

 

ちなみに夫は気が利かないだけで、悪気はかけらもありません。

…気が利かないって 時々暴力ですよね 爆  笑