私達の場合はこうでしたを書きますので、一つの参考となれば幸いです。
里子から実子になった直後の3歳の誕生日から、継続的に真実告知を進めています。
告知をするうえで、重要な要素として乳児院があります。
今のところ「赤ちゃんのお家」と伝えています。
産まれてすぐに預けられ、約1歳半まで育った乳児院。
私達との交流が始まった場所でもあります。
ので、娘が「居た場所」を見せることも、必要な要素と捉えています。
乳児院に問い合わせてみると、当時の担当の方はまだ在職中。
そのためコミュニケーションはスムーズにとれるのですが一つ問題が。
コロナ渦は落ち着いてきたとはいえ、運営母体の方針で、外部接点には厳しい条件が付けられている事。
申請後に審議があり、許可が下りた後、訪問日1週間前からの検温、外部接点記録の提出等等。
担当の方からも、なかなかすんなりとは進めない旨の話もあり。
こればかりは、私達ではどうしようもない事。
なので、とりあえず、周辺に遊びに行くついでに、立ち寄って外から眺める事に。
都内某所にある乳児院。
近くの駐車場に車を停めて、妻と娘と三人で周辺をてくてく歩きます。
乳児院交流の際に娘を抱っこして歩いた乳児院周辺の道でした。
入口を遠目から眺めながら、娘に聞いてみます。
「あそこに赤ちゃんのお家があるんだよ。〇〇ちゃんもいたんだけど覚えてる?」
眉間にしわを寄せ、
「うーん。わかんないや。」
との事。そして、
「ねえねえ、お腹すいた~」
ちょうど昼時でもあったので、思い出よりもお腹を満たすことの方が重要な様子。
「そっか、じゃあ、桃の所行こうか。」
(娘はバーミヤン推しで、同店を「桃の所」と呼称しています。)
以上、乳児院探索作戦は終了しました。
娘としてはあまり覚えていない様子。
乳児院の中に入ったり、担当していただいた職員の方に会ったりすれば何か思い出すかもしれません。
が、外から遠目に見るだけでは、確かに分かりづらいだろうなと。
娘の育った乳児院周辺には、家族で出かけられる施設がいくつかあり。
乳児院交流時代に、娘と一緒に遊んだ大きな公園もあります。
そのため、今後も折に触れて立ち寄ってみようかなと。
ただ、今回の件で気を付けた方が良いなあと思ったこと一つ。
乳児院を見に行くことが、娘にとってマイナスな思い出にならない様にしたい点。
今回の場合は、お昼時でお腹がすいている時。
娘にしてみたら、なんだかわからない道を歩かされ。
「赤ちゃんのお家だよ」と言われて建物を見せられ。
・・・
そりゃあ、つまらないし、「桃のところ」の方が優先度は高いだろうし。
真実告知のシナリオでは、私達及び親戚はみんなハッピーだった。
を伝える事を心掛けています。
そのため物語ではなく、実際に娘がいた場所に臨場する際も、娘にとって「楽しい状態」の必要があると。
今回の作戦の反省を活かしつつ、引き続き真実告知を進めていきたいと思います。
今日はここまで。次回は、里子期間中の私の転職の話。
を、書きたいと思います。