2度目の手術後、1週間後位に次のカウンセリングの予約がありました。
この時も、術後の確認のためのチェックアップだと疑っていなかった私。
2020年7月、受付でコロナのスクリーニングをして待合室で待機。
病院のクリニックの入り口にはセキュリティーガードが
患者以外の立ち入りが出来ないようにしていて、
この時期は何だかとっても物々しかったです。
そして、病室に入るなり告げられたのは、
「がん細胞が乳管の中に留まっている乳がん0期の
DCISが分かったので、左胸の全摘が必要です」
え?ええ?
この間、しこりの石灰化だって言いましたよね?
前に胸取らなくていい、って言いましたよね??
前回はそのための手術をしたんじゃないんですか?
結局結局なんの手術だったんですか?
え?何も取ってない?(←多分誓約書とかの関係で)
ってか、がんてなんのことですか?
そもそも0期なのに、何で取るの?
他に方法ないの?
等などはてなマークが一杯で、もう頭がクラクラしてました。
訳の分からないまま、手術はいつになるのかを聞いたら
命の危険がある(なんだそれ!!)緊急を要する対象の
カテゴリー1になるから、1ヶ月以内のファストトラックでの手術と言われました。
ぶっちゃけ、メラニー先生はあんまり寄り添ってくれるような方ではなく、
そのまま小さなパンフレットを渡され、じゃあ他に質問がなかったら、
コーディーネートナースと日にちの調整して、と言われてそのまま退室。
何だか突き放された感がありましたが、患者さんの感情に
いちいち寄り添ってたら、外科医なんてできないですよね、きっと。
ただ、その時は呆然としたまま、担当の看護婦さんと事務手続きをし、
そして胸の再建については、形成外科の先生との予約を次の日に取り付けました。
その後の帰り道も、ただただ呆然自失していたのを覚えています。
もちろん、がん患者になんてなりたい人はいないはずですが、
自分が告知される事なんて本当に信じられない、という気持ちで一杯でした。
今ではもう慣れた感もありますが、でもその時は狐につままれたような。
昨日と全く変わらない私なのに、そこに「がん患者」という
レッテルが貼られてしまった事に、違和感ばかり感じてしまうのでした。
今日のディナーはマーケットで買ったビートルートの
ラビオリをトマトソースで。シンプル(手抜き)だけど美味しかった