さて、オーストラリアの病院にパブリックとプライベートが
あることをお話ししましたが、実際に何を基準に選ぶのかが
ポイントになるかと思います。
これについては私も未だに疑問な面も沢山あるのですが、
基本的にパブリック(無料)の一番のデメリットは
待ち時間並びに治療が必要になった時に、待機期間が長い(長め?)
というのが一般的な認識だと思います。
そして、実際に会うお医者さんも病院のその日配属されている先生に
なったりもするので(ちゃんと主任の専門医の時もある)
自分でこの先生がいい、というのは基本的にないと思います(私の経験上では)。
そしてもちろんメリットは、無料という事。
プライベートのお医者さんは、自分でこの先生がいいと
思った方を探すか、GP(主治医)に紹介してもらう方法です。
もちろん国の保険(メディケア)で3分の1位は控除されますが、
通常の1アポイトメントで$200−300位になったりもします。
結果的に今回の一連の件ではプライベートで手術をしたことはないので、
実際の手術のお値段はわかりませんが。
さて、実際に手術をするにあったって最終的に私が選んだ...
(つもりはないけど、そうなった)のはパブリックの病院でした。
諸事情があるのですが、一番の決め手はカテゴリー1の患者に
認定されたので、ぶっちゃけ待つ必要がなかったからです。
自分が手術する立場になって初めて知ったのですが、パブリックでは
患者の病態によってそのカテゴリーが分かれます。
Urgent (Category 1)treatment within 30 days
緊急を要する手術カテゴリー1:30日以内の手術
Semi-urgent (Category 2) Category 2treatment within 90 days
できるだけ早い時期の手術カテゴリー2:90日以内
Non-urgent / Elective (Category 3: treatment within 12 months)
緊急ではない手術カテゴリー3:1年以内
私の場合、手術が必要と言われてからから実際の手術までは
2−3週間でしたので、結果、本当にあれよあれよ、
という感じであっという間でした。
よくこちらで問題にされているカテゴリー3については、
1年以内と言われているものの、実際には2−3年待っている人も
いるという話です。日本では考えられませんが、
このカテゴリー3には例えばヒップリプレースメントや
骨折なども含まれるそうです。
要はどれだけ待っても、よっぽどの緊急で運ばれてきた
患者さん以外は痛みで死にそうに辛くても、
骨折で死にはしないから、大丈夫みたいな。
実際の患者さんの容体、病院の混み具合、病院のあるエリアや
先生の対応などでも違いはあると思いますが。
なので、ウチは主人が靭帯を損傷して手術をした時は
プライベートのThe Avenue (Windsor)病院で。
そして鼻の空気を通る幅を広げる手術をした時には
Epworth (Richmond)で行いました。
こういった手術は、パブリックではまず順番は回ってくるのは
永遠にない(と思う)ので、最初からGPの選択肢にも
入っていませんでした。主人もプライベートの保険に
入っているので、実際に支払った金額はそれぞれ
$2000-$3000位だったと思います。
先日買ってきたスイカ。種無しって書いてあるけど、
思いっきり種ありますよね?オーストラリアあるある