いやーこどもってほんっと遊ぶの大好きですね!
ちょっとツルっとしたところで、ワーキャーたっぷり1時間!!!
おねいさんはへとへとです。もうっ。

今回の旅のお供はこちら。

神田昌典さんと楠木建さんの対談CDです。

物語を伝えるセンスを磨け!


なぜ優秀な人を「集めた」チームはうまくいかないのか。
ここ20年で優秀な人がずいぶん増えたのに、なぜ経済がうまくいかないのか。

それすっごい不思議じゃありませんか?

このCDはその疑問に答えます。
ヒントは「成績優秀な奴とモテる奴ってちがうでしょ?」

英語が得意な人は、英語担当としては優秀だけど
英語圏の人にウケる製品を作れるでしょうか。

ウケる製品はこうだって分析結果が出ます。
それを全部盛ったら・・・ウケる製品にはなるでしょうか。

こうしたらモテまくりますってマニュアルを読んでぜーんぶ実行したら、
・・・モテるようになりますかね???



そして、すぐれた戦略はすぐれたストーリーでできているのだそうです。

「戦略とは、必要に迫られて、難しい顔をしながら仕方なくつらされるものではなく、
誰かに話したくてたまらなくなるような、面白い「お話」をつくるということなのだ。」

だから、戦略を作るコツは初期段階でスキル「だけ」が高い人を入れない事。
スキルが高い人ができたてのストーリーを分析するとどうでしょうか。
初期段階の戦略は穴だらけです。こんなんじゃだめですねって言われておしまいです。


楠木さんは子供時代、アフリカで育ったそうです。
その頃のお父さん達がかっこいい!

「グローバル二等兵、突撃ですよ!」

日本人は世界中どこにでも出かけて行った時代。
いちど海外に行くと10年現地に居続ける。
グローバル化なんて、昔っからずうっとやってたんです。

アフリカ時代の子供の遊びーこれがまた。

「野原にねころんで雲をみるんです。」

雲の形がゆったり変わる、ぞうがきたぞーってお話を作って行くんです。人気の種目でしたね(笑)


今の世の中は、どんどん変化して行って、既存の仕組みからこぼれ落ちる人がどんどん増えて行く時代です。
だけど、いまこの時点ではこぼれおちた人が頼れるストーリーがまだないんです。
今、中年の引きこもりが問題になっています。リストラされたお父さん達が引きこもりになって、自殺してしまう。人間はストーリーがないと生きて行けない生き物です。

だけどそのストーリーは自分自身のものでなくてはいけない。
ストーリーを語るスキルを磨いて、人を集めるとおもしろいものですが、巻き込まれた人はマトリックスの電池のように人生を消耗してしまう。
セミナーに行ってすばらしい話をきいある程度勉強をしたら、次は卒業していかなければ。他人のストーリー巻き込まれるだけの人がずいぶんいます。

東北をなんとかしようって頑張っている人もそうです。
復興ストーリーに巻き込まれると、また地震が来てダメになってしまう可能性、ひょんなきっかけで戦争状態に突入する可能性のある世の中だって事に目を背けてしまう。
その為にはとにかく、一歩外とつながることです。


がっちがちの本かと思ったら、経営戦略ってモテまくること!の一言を軸に
ズバリズバリと切り込むないようでした。

夢を語ることが先、分析は後。

すっごくわかりやすかったです。ぜひ。