息子は小学校3年生の時、体育の跳び箱の授業で転倒し、
頚椎亜脱臼と診断されました。
脳脊髄液減少症の原因となることもあるようです。
頸椎亜脱臼とは・・・
ネットなどで「頸椎亜脱臼」と検索すると、環軸椎亜脱臼としかでてきません。
環軸椎亜脱臼は首の1番上と2番目の骨がずれること。
色々調べても、必ず1番目と2番目と書いてあります。
でも息子の場合は、確か3番目と4番目がずれていると言われたような・・・
1番目と2番目ではなかったことは確か!
何番目がずれているかで、今の病状と何か関係あるのでしょうか?
今も息子はとにかく首回りがだるいようなので・・・
今回は環軸椎亜脱臼のことを簡単に説明します。
環椎と軸椎は、7つの頚椎のうち、最上部と2番目の椎体骨で、
頭蓋骨と接しているものです。
環軸椎脱臼とは、環椎と軸椎をつなぐ関節が完全に外れてしまったものであり、
環軸椎亜脱臼とは、この関節が外れかかった状態。
【原因】
加齢に伴う変性、慢性関節リウマチなどの全身炎症性疾患など。
外傷(スポーツ中のケガ、交通事故、
子供の兄弟ゲンカで、枕でたたきあってなってしまうこともあるようです。)
【症状】
程度によっては、脊柱管内の脊髄が圧迫・損傷することもあります。
すると、脊髄の圧迫症状として、
手足の運動麻痺や感覚麻痺、呼吸障害、膀胱・直腸障害などが起こります。
また、後頭神経の圧迫症状として、
後頚部痛や椎骨動脈の圧迫による強いめまいが起こって、
坐位ができなくなることもあります。
【診断】
レントゲン検査、CT検査、MRI検査など。
さらに、首を動かして様々な位置で検査を行うこともあります。
【治療】
頚部の安静を保つことが基本で、頚椎カラーも用いられます。
(頸椎カラーについては、また別の記事で)
また、関節のずれを矯正するために、頭部の牽引を行うこともあります。
このような説明を見ると、脳脊髄液減少症の原因に十分なり得ると思います。
この時の脊髄の圧迫によって、髄液が漏れたのかもしれない
ちなみに交通事故などでよく聞くむちうち損傷は、
正式には頸椎捻挫や外傷性頸部症候群といいます。、
外傷性頸部症候群
交通事故などで頚部の挫傷(くびの捻挫)の後、
長期間にわたって頚部痛、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれ、
などの症状がでます。
X線(レントゲン)検査での骨折や脱臼は認められません!
脳脊髄液減少症と非常に症状が類似していますが、
一番の相違点は、画像所見を認めない点です
脳脊髄液減少症は画像で診断可能!
(画像診断できない場合もありますが)
頸椎脱臼、亜脱臼などの頚椎損傷は、脳脊髄液減少症の原因ともなる病気です。
脳脊髄液減少症は、まだ治療方法も確立されておらず、
様々な症状で苦しんでいる人が多い病気です。
そんな病気にならないために、
皆様くれぐれも首のケガにはご注意下さい!!