ちょっとした斜面で止まったのに

「痛い。」









4月5日③につづく
身体が、どんどん斜めに倒れてく
右足は、埋もれてた雪から出せたのに、
左足は、埋もれたまま…
地面に身体が、ポテッと倒れた瞬間、
左足の太ももから
「ポキッ」
ほんとに、
ほんとに、
骨が折れた音。
骨が折れる音って聞いた事ないけど、
骨が折れる時の
「ポキッ」
っていうのは、こういう音なんだろうって思った。
「もしかして、折れた??」
と、思った10秒後には、激痛が。
「痛いーーーーっ。」
「痛い。」
「痛い。」
「痛い。」
動けずに、倒れたままの私に、
知らない方が、
「大丈夫?どうしたの?」
と、声をかけて下さった。
「足が折れたみたいです。」
と、答えていると、
「ママ、大丈夫?どうしたの?」
と、主人の声。
「どうしたの?」
「どうしたの?」
と、友達の声も聞こえてきた。
ポキッと聞こえて、激痛が走った瞬間から、
レスキューが来て、ソリに乗せられ
救護室に運ばれるまで、
私は1度も目を開ける事ができませんでした。
ただ、
ただ、
痛かった
4月5日③につづく