以下の文章は、病気が重くなった際に削除した記事の文章を復元したものです。
●引っ越しでリトルグリーンメンにさよならを
とあるCDをブックオフに売りに行ったら、買取価格は10円だと言われた。そのCDはうまい棒の千倍は価値があると思って、結局売らなかった。
なぜ、CDを売りに出しているかというと、2月18日に引っ越しがあり、間近に迫っているためだ。荷物は少しでも少なくしないといけない。家族で飼っていたリトルグリーンメン（トイストーリーのキャラクター）のビッグサイズのぬいぐるみも手放した。今頃、焼却炉の中でおだぶつだろう。ごめんよ、リトルグリーンメン。
価格が安いからと埼玉で買ったマイホーム。これで、家庭のことはまず最初に固められたと思っている。あとは、幸せな家庭を築き続けるだけ。イクメンパパとして匠の技を披露するんだ。
●大魔王への野望
ひるがえって、仕事。仕事では、持病のために残業禁止の処置を受け、周囲に迷惑をかけている。早く残業できるようになりたい。昇進も同期の中で一番遅い。正直悔しい。入社して５年目くらいまでは、昇進なんてどうでもよいと考えていたけれど、今はより責任のある役職に就きたい気持ちの方が大きい。おお、僕は宇宙を統べる大魔王になるのだ。
家庭も仕事も趣味も勝ちたいんだ。何が勝ち負けかは分からないけれど、勝ちたい。サモンナイトのキャラクターのセリフでもあったように、人生ってのはたわいもない夢にどれだけ熱くなれるかなんだ。その気持ちだけが、僕の虚無を吹き飛ばしてくれる。
スピッツの歌で「ルキンフォー」という僕の好きな歌の歌詞に、「燃えカス時代でも まだ燃えそうなこの／モロく強い心 君につなげたい かないそうな気がしてる」という一文がある。僕の心も萌えているんだ。秋葉原のメイドカフェでメイドさんと萌え萌えじゃんけんだ。じゃなくて、僕の心も烈火のごとく燃えているんだ。
スピッツ / ルキンフォー
仕事で2016年1月25日と打ち込まなければいけないところを2916年1月25日と打ってしまい、遠い未来に思いを馳せた。人類もいないかもしれないし、地球もないかもしれない。たとえ、その頃に人類の存在さえ消え失せていたとしても、今のこの僕の気持ちは確かに今、存在しているんだ。
●音楽活動をすべきなのだろうか？
ある日、ふくろうずのライブでベースを弾いている夢を見て目覚めた。目覚めた後で、ふくろうずの本来のベーシストである卓丸さんはどこに行ったってなった。
ふくろうずでベースを弾いている夢は、バンドマンになることへの未練から見たものかもなぁ。今は音楽批評や小説で良いものが書けることを目指しているけれど、本当はそれと同時に、下手くそでも、アマチュアでもバンドがしたい。でも、文の才能以上に音楽の才能は持ち合わせていないからな。
合唱サークルに入っているのだけど、僕が歌って、先生が「音程がずれているのが分かる？」と聞いてきても分からない僕は音感がないのです。うぉぉおおーん。
やりたいようにやれれば良いのだけど、才能のない音楽に費やす時間があったら、文章に時間をつぎこんだ方が、将来により良い作品ができるかもしれないと思うと……。仕事もしているし、時間は有限だし、僕は天然パーマだし……。
でも、以前にツイッターに次の文章を書いたら、ツイートにいいねを押してくれる人がいた。僕の音楽を待っている人がいるから、音楽活動は続けようと思う。
「僕が以前に作った曲。最後まで見て、いいねを押してくれる人が一人でもいたら、音楽活動も細々と続けようと思います。」
生存へのウィ「カラス」
技術は無いけれど、想いの丈だけで作った曲です。