1983年6月16日の記憶常に僕の前を行く何かを追って焦躁は不可逆に僕を携帯する回転し始めるテーマ放棄するプランクトンの夢安心の二文字はさじを投げたただ意思が僕を何とかするだろう追って追って追い続け気付いたらそこにいたのは僕だけだった前でも後ろでも半透明な墓標が僕を圧迫するその場を立ち去ろうとした心臓を賭けて全身を駆動する紅の血の色がマグマのように蠢きうろたえる叫べ鼓動を生まれ落ちたいこの体温を僕は誕生した声を枯らして泣いた