001 自営業者の妻N さんの場合 (東京都 → 福岡県) | 3.11 ボクたち私たちの自主避難生活

3.11 ボクたち私たちの自主避難生活

3.11以降、自らの判断で避難した私たちの生活記録

よっこです。
自主避難をしている人にお話を聞くことを始めています。

今回答えてくれたのは、自営業者の妻Nさんです。

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自営業者の妻N さん (自分40代・夫50代)
(震災当時:東京都 → 現在:福岡県)
(避難1回)


01.自主避難を決めた理由はなんですか?
かお つぎに来る巨大地震(人口過密都市での被災は致命的!)と放射能汚染の被害を避けるためです。


02.避難を考え始めた時期はいつですか?
かお 関東の汚染が騒がれ始めた3月末に考えはじめました。
毎日グラグラ揺れて生きた心地しなかったです、、、


03.避難を実際にした時期はいつでしたか?
かお 去年6月半ば、です。


04.避難先を選んだ理由を教えてください。
かお なるべく福島原発から遠く、地震被害が少なく、夫の仕事に差し支えのない通信(光通信の容量とスピードが必須)と物流環境が整っていて、都会と田舎がうまくバランスした場所を考えた結果、福岡空港へ徒歩圏内・博多駅から郊外線で3駅の町を選びました。


05.家族構成と避難した家族の人数について教えてください。
かお わたしと夫の夫婦2人です。

06.避難前と、避難後の住居形態は?(賃貸・持家・その他等)
また、避難後の住居選びはどのように決めましたか?

かお 避難前も避難後も賃貸アパート。住居選びはまず移住候補地を絞ってから物件をネットで検索し、該当物件を紹介している不動産に詳細を聞き、こちらの希望に一番合う物件に決定しました。


07.転職等、仕事についての状況はどうですか?
かお 夫の職種は変わりませんが、仕事形態は変わりました。移住前は契約先の仕事場に出向いて作業していましたが、今はすべてインターネットと宅配で業務をこなしています。
わたしのほうはパートを辞め、引越し先で新しいパート仕事に就きましたが、つぎの引越し先(たぶん永住)を準備するため先月退職しました。


08.避難先への引っ越しの際、汚染を気にして捨てた持ち物はありますか?
かお 掃除機はフィルターを交換。服は一部(去年の3月4月に外出用で使っていたもの)を廃棄。


09.避難するための総額はいくらくらいかかりましたか?
かお 引越代が10万、新居(家賃4万)の契約で17万、移住準備のための旅費が10万、仕事の後片付けで半月ほど東京に残った夫が借りたマンスリーマンションの家賃&経費が10万、ゴミ処理などに2万その他雑費含めて合計「55万」といったところでしょうか…


10.避難に対しての周囲の反応はどんなかんじですか?
かお わたしたち夫婦が生活圏を変えることで影響を受ける人間がほとんどいなかったので、賛成・反対ともにとくに大きな反応はありませんでした。


11.避難先の学校や園選びはどのように決めましたか?
かお 子供はいないのでその心配はありませんでした。


12.避難後の生活について教えてください。
かお 満足しています。



自営業者の妻N さん、ありがとうございましたm_ _m
( 2012年3月時点のものです )

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