大谷翔平と吉田正尚の成績を比べてみた。
打数 打率 打点 本塁打 試合数
大谷 332 .319 64 27 84
吉田 139 .266 16 2 40
一番目を引くのが打数/試合数。吉田の打数は大谷の4割程度。ポジションは大谷と同じDH。
もし吉田が大谷と同程度の打数であれば、打点は37、本塁他は5本ぐらいの見込み。フルシーズンだと打点74、本塁打10本程度に相当するが、出場させてもらえていない。
つまりメジャーでは、打力がそこそこあっても守備力の評価が低いと試合に出られないということ。メジャーのレベルの高さというか、厳しさを感じる。もし大谷がDHなのにナリーグMVPを取るとすれば、やはりメジャーでも破格の打力ゆえということになるのだろう。メジャーは松井秀喜が中距離打者になってしまったことからパワーが注目されるが、決してパワー一辺倒ではなく、守備、スピードにも一流のレベルが要求される。あらためて大谷の怪物ぶりが浮き彫りになる。
打数 打率 打点 本塁打 年数
大谷 3850 280 501 198 6.5年
松井 4442 282 760 175 10年
大谷が今までと同じペースで10年経つと、打点770、本塁打300ちょっと。松井は本塁打数に比べて打点が多く、勝負強い打者だったことがよく分かる。クラッチヒッターと言われていた。ただ、大谷は年々パワーアップして成績も改善している。また打点は周りの選手が出塁していないと稼げないが、エンゼルスからドジャースに移籍し回りの選手のレベルも格段に上がっている。今シーズンの打点は120~130点ぐらいになりそう。10年後の成績は、実際には打点も松井をかなり凌駕していくのだろう。