三井不動産連合が築地市場跡地の再開発を東京都から請け負うことが決まった。

東京都は跡地を70年間の定期借地として貸し出し、年101億円の貸付料を見込んでいる。東京都の予算がこれだけ増えるわけです。

 

2032年度にはスタジアムを含む大半の施設が開業し、2038年度に再開発が完了。9000億円規模の大型工事を鹿島、清水建設、大成建設、竹中工務店が担う。このスタジアムが、老朽化しつつある東京ドームの後継になるという。8年後ですね。

 

さらに、地下鉄の新線「臨海地下鉄」が建設される。東京駅を起点に銀座や築地、勝どき、晴海、豊洲市場を経由し、有明・東京ビッグサイトまでおよそ6キロメートルを結ぶ。4200億〜5100億円の事業費を投じて7駅を設け、2040年までの開業を目指すという。この新線を羽田空港まで接続させる計画もある。また、東京メトロ有楽町線を豊洲駅から住吉駅まで延伸させる事業も進んでおり、30年代半ばの開業を目指しているという。築地市場跡地を再開発しても交通アクセス悪いのではないかという疑問にも、しっかり答える計画があったわけですね。

 

この一連の計画と連動して、東京ドームも再開発が進められることになる。都心部に位置して交通アクセスが良く、敷地面積13ヘクタールある東京ドームエリアも、どうなっていくのか。

 

港区では東京ミッドタウンを擁する三井不動産より、六本木ヒルズに本社を構える森ビルが麻布台ヒルズなどで存在感を高めていますが、三井不動産も中央区を中心に日本橋から築地へと、より大きなプロジェクトを動かしていますね。最近の話題性は麻布台ヒルズを開業した森ビルの方があるかもですが、企業として営業利益を見てみると、三井不動産・三菱地所・住友不動産は森ビルの4~5倍の規模のようです。